1級建築施工管理技士の過去問
令和4年(2022年)
午前 イ 問15
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問題
1級 建築施工管理技術検定試験 令和4年(2022年) 午前 イ 問15 (訂正依頼・報告はこちら)
内装材料に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- コンポジションビニル床タイルは、単層ビニル床タイルよりバインダー含有率を高くした床タイルである。
- 段通は、製造法による分類では、織りカーペットの手織りに分類される。
- ロックウール化粧吸音板は、ロックウールのウールを主材料とし、結合材、混和材を用いて成形し、表面化粧をしたものである。
- 強化せっこうボードは、せっこうボードの芯に無機質繊維等を混入したもので、性能項目として耐衝撃性や耐火炎性等が規定されている。
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この過去問の解説 (1件)
01
内装材料に関する問題は隔年で出される傾向にあります。
床材(樹脂系、織物、木質系)、天井・壁材(合板および木質系、せっこうボード、ケイカル板など)を整理しておくと良いでしょう。
【✖】
コンポジションビニル床タイルは単層ビニル床タイルよりもバインダー含有量を小さくした床タイルです。
コンポジションとホモジニアスの違いは、バインダーの含有量によります。
●コンポジション<30%(単層)
●ホモジニアス≧30%(複層)
【〇】
手織りカーペット:段通
機械織りカーペット:ウィルトン
【〇】
吸音材であるロックウールを主材料として加工されたものがロックウール化粧吸音板です。
「ソーラトン」は商品名です。プラスターボードなどの捨て貼りを必要とします。不燃材料のため内装制限を受けません。
LGSなどに直貼りする「ジプトーン」は吸音効果はないので注意しましょう。
【〇】
強化石膏ボードとは通常の石膏ボードの芯材部分に無機質繊維等(石綿を除く)を混入し、防火性・耐火性や耐衝撃性を向上させたものです。
耐火・準耐火・防火構造材として使用できます。
内装材のうち名称で混同するのは床仕上げ材です。特に床タイルや床シートは種類も多いので性能と用途で整理して覚えておきましょう。
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