1級建築施工管理技士 過去問
令和4年(2022年)
問16 (午前 ロ 問16)
問題文
構内アスファルト舗装に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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問題
1級 建築施工管理技術検定試験 令和4年(2022年) 問16(午前 ロ 問16) (訂正依頼・報告はこちら)
構内アスファルト舗装に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 設計CBRは、路床の支持力を表す指標であり、修正CBRは、路盤材料の品質を表す指標である。
- 盛土をして路床とする場合は、一層の仕上り厚さ300mm程度ごとに締め固めながら、所定の高さに仕上げる。
- アスファルト混合物の締固め作業は、一般に継目転圧、初転圧、二次転圧、仕上げ転圧の順に行う。
- 初転圧は、ヘアクラックの生じない限りできるだけ高い温度とし、その転圧温度は、一般に110〜140℃の間で行う。
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この過去問の解説 (2件)
01
防水アスファルトは建築施工にとって身近ですが、舗装アスファルトは馴染みがあまりない分野です。施工手順は難しくありませんから、基本的な用語と数値をしっかり覚えましょう。
設計CBR:路床の支持力を示すCBRあり、舗装の各層の厚みを決めるための指標となります。
修正CBR:路盤材や盛土材の選定の為に指標とされるCBRです。
【✖】
盛土で路床を作る場合、1層の仕上り厚さ200mm程度ごとに締固めます。
アスファルト舗装断面は、路床+路盤+アスファルト層で構成されます。
【〇】
アスファルト混合物の締固め:継目転圧→初転圧→二次転圧→仕上げ転圧
施工上の注意点:既存舗装の補修や延伸などを除き、下層の継目に上層の継目を重ねない(継目をずらす)。
【〇】
アスファルトの初転圧温度は110~140℃(アスファルト敷均し温度は110℃以上)。
ロードローラー(鉄車輪)で勾配の低い位置からゆっくりと一定速度で1往復して踏み固めます。
アスファルトの敷均し温度が110℃以上、開放温度50℃以下。
品質管理としての針入度、路盤材料、施工手順くらいは覚えておきましょう。
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02
解説は下記の通りです。
正です。設計CBRは、路床の支持力を表す指標であり、舗装の厚さを決定するために必要です。
修正CBRは、路盤材料の品質を表す指標であり、材料の選択や修正に必要です。
誤です。盛土をして路床とする場合は、一層の仕上り厚さ200mm程度ごとに締め固めながら、
所定の高さに仕上げます。
正です。アスファルト混合物の締固め作業は、一般に継目転圧、初転圧、二次転圧、仕上げ転圧の順に行います。
継目転圧は、既存の舗装と継目部分を密着させるために行います。
正です。初転圧は、ヘアクラックの生じない限りできるだけ高い温度とし、
その転圧温度は、一般に110〜140℃の間で行います。
他にも、アスファルト混合物の敷き均し時は110℃以上とし、
舗装終了後の交通開放は表面温度が50℃以下になってからとします。
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