1級建築施工管理技士の過去問
令和4年(2022年)
午前 ハ 問26
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問題
1級 建築施工管理技術検定試験 令和4年(2022年) 午前 ハ 問26 (訂正依頼・報告はこちら)
コンクリートの調合に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 普通コンクリートに再生骨材Hを用いる場合の水セメント比の最大値は、60%とする。
- コンクリートの調合強度を定める際に使用するコンクリートの圧縮強度の標準偏差は、コンクリート工場に実績がない場合、1.5N/mm2とする。
- 単位水量は、185kg/m3以下とし、コンクリートの品質が得られる範囲内で、できるだけ小さくする。
- 高強度コンクリートに含まれる塩化物量は、塩化物イオン量として0.30kg/m3以下とする。
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この過去問の解説 (3件)
01
コンクリートの問題も数字が多いですが、苦手意識を持たずに取り組みましょう。
コンクリートの種類によって異なる数字は覚えましょう。
その通りです!
実績がないコンクリート工場の場合は、2.5 N/mm2とします。
単位水量が大きくなると、乾燥収縮やひび割れなどが起きやすいです!
塩分を多く含むコンクリートは、将来ボロボロになります。
数字の根拠が判りにくいので、覚えるのも困難ですが、少なくとも185という数字は覚えて下さい。
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02
公共建築工事標準仕様書(建築工事編)6.3.2 コンクリートの調合に関する問題です。単位水量、単位セメント量、水セメント比はセットで覚えましょう。
〇
設問の通りです。普通ポルトランドセメントを使用する場合は65%ですが、再生骨材Hを用いる場合は60%となります。
公共建築工事標準仕様書(建築工事編)6.3.2 コンクリートの調合
×(正答肢)
標準偏差とは強度のばらつきを表します。発注するレディーミクストコンクリート工場の実績に基づいた値を用いればよいですが、発注するコンクリートの生産実績が少ないなどの場合には、2.5N/mm2(又は0.1Fmの大きい方)の値を用います。
建築工事監理指針(上巻)
〇
設問の通りです。コンクリートに含まれる水分量を極力少なくなるようにすることが品質向上につながります。
公共建築工事標準仕様書(建築工事編)6.3.2 コンクリートの調合
〇
設問の通りです。
公共建築工事標準仕様書(建築工事編)6.3.2 コンクリートの調合
単位水量、塩化物イオン量の設問は一般的な問題ですので必ず覚えましょう。
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03
コンクリートの強度を表す指標として、水セメント比があります。コンクリートの主要な材料である水とセメントとの割合ですが、分母分子を逆に覚えないように気をつけてください。
設問の通りです。
普通・早強・中庸熱ポルトランドセメント、混合セメントのA種:65%
低熱ポルトランドセメント、混合セメントのB種 :60%
普通エコセメント:55%
ただし、再生骨材Hを使用する場合は60%とします。
設問は誤りです。コンクリートの調合強度を定める際に使用するコンクリートの圧縮強度の標準偏差は、コンクリート工場に実績がない場合、2.5N/mm2または調合管理強度(Fm)の0.1倍の大きい方とします。よって設問は誤りです。
設問の通りです。単位水量の最大値は185kg/m3とし、コンクリートの品質が得られる範囲内で、できるだけ小さくします。
設問の通りです。高強度コンクリートに含まれる塩化物量は、塩化物イオン量として0.30kg/m3以下とします。塩化物イオン量0.30㎏/㎥を超える値が測定された場合は、次の運搬車から各運搬車ごとに試験を行い、0.30 ㎏/㎥以下であることを確認したのちに使用します。
あわせて高強度コンクリートの数値も覚えることで正答率が向上します。比較して覚えておくと良いでしょう。
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