1級建築施工管理技士の過去問
令和4年(2022年)
午前 ハ 問29
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問題
1級 建築施工管理技術検定試験 令和4年(2022年) 午前 ハ 問29 (訂正依頼・報告はこちら)
木質軸組構法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 1階及び2階の上下同位置に構造用面材の耐力壁を設けるため、胴差部において、構造用面材相互間に、6mmのあきを設けた。
- 接合に用いるラグスクリューは、先孔にスパナを用いて回しながら締め付けた。
- 接合金物のボルトの締付けは、座金が木材へ軽くめり込む程度とし、工事中、木材の乾燥収縮により緩んだナットは締め直した。
- 集成材にあけるボルト孔の間隔は、許容誤差を±5mmとした。
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この過去問の解説 (2件)
01
木質構造の仕様書は「公共建築工事標準仕様書(建築工事編) 」とは別に「公共建築木造工事標準仕様書」を参照しましょう。
〇
設問の通りです。原則として、5~6mm以上の空きを設けます。
公共建築木造工事標準仕様書5.9.3 大壁造の面材耐力壁
〇
設問の通りです。たたき込みによる挿入は行ってはいけません。
公共建築木造工事標準仕様書6.5.12 ラグスクリューの工法
〇
設問の通りです。ナットの締め直しは有効であることを頭に入れましょう。
公共建築木造工事標準仕様書6.5.11 各種ボルトの工法
×(正答肢)
集成材にあける標準的なボルト孔の心ずれは、許容誤差を±2mm とします。よって間隔は-2-2=-4mmまたは+2+2=+4mmが最大での許容誤差となります。
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02
建築物における木材の利用の促進に関する法律、政府基本方針が定まっている中で、木に関する問題は今後頻出する可能性が高いです。よく学んでおきましょう。
設問の通りです。大壁造の面材耐力壁において、上下階部の上下同位置に構造用面材の耐力壁を設ける場合、胴差部において、構造用面材相互間に、5~6mm以上の空きを設けます。
設問の通りです。接合に用いるラグスクリューは、先孔にスパナを用いて回しながら締め付けます。
設問の通りです。接合金物のボルトの締付けは、座金が木材へ軽くめり込む程度とし、工事中に木材の乾燥収縮により緩んだナットは締め直します。
設問は誤りです。集成材にあけるボルト孔の間隔は、許容誤差を±2mmとします。
集成材のドリフトピンにおける孔の径の許容誤差は±0mm(ピンと同径)です。あわせて覚えてください。
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