1級建築施工管理技士の過去問
令和4年(2022年)
午前 ニ 問35
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問題
1級 建築施工管理技術検定試験 令和4年(2022年) 午前 ニ 問35 (訂正依頼・報告はこちら)
防水形合成樹脂エマルション系複層仕上塗材(防水形複層塗材E)仕上げに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 上塗材は、0.3kg/m2を2回塗りとした。
- 主材の基層塗りは、1.7kg/m2を2回塗りとした。
- 出隅、入隅、目地部、開口部まわり等に行う増塗りは、主材塗りの後に行った。
- 主材の凹凸状の模様塗りは、見本と同様になるように、吹付け工法により行った。
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この過去問の解説 (2件)
01
複層仕上塗材の工法は吹付とローラー塗りの2種類あります。下塗、主材、上塗の3工程あり、模様吹きがある場合は主材吹きの工程を基層吹きと模様吹きの2工程に分けます。
〇
設問の通りです。下塗り以外は基本2回塗りです。
〇
設問の通りです。下塗り以外は基本2回塗りです。
×(正答肢)
出隅、入隅、目地部、開口部まわり等に行う増塗りは、主材塗りの前に行います。
〇
設問の通りです。ゆず肌状の模様塗りはローラー塗りとします。
公共建築工事標準仕様書(建築工事編)15章左官工事 6節
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02
防水形複層塗材Eとは一般的にアクリルタイルと呼ばれる吹付工法の一つです。
工種としては左官工事に分類されています。磁器タイルのように見える立体的な凹凸のある仕上がりになります。
【〇】
上塗材:0.3Kg/㎡を2回塗り。色むらに注意して塗り付けます。
【〇】
主材の基層塗り:1.7Kg/㎡を2回塗り
主材の模様塗り:1.0Kg/㎡を1回塗り
【✖】
増塗りは主材塗り前。出入隅、目地、開口部まわり等を刷毛やローラーを使って不陸(段違い)にないように塗り付けます。
【〇】
主材の模様塗りは1回塗り。見本と同様の模様になるように吹き付けます。模様塗り後の凸部処理は1時間以内に行います。
頻繁に出題される分野です。工程(下塗り~増塗り~主材基層塗り~主材模様塗り~凸部処理~上塗り)の順に塗布量や注意点を整理しておきましょう。
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