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1級建築施工管理技士の過去問 令和4年(2022年) 午前 ホ 問42

問題

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施工計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
   1 .
コンクリート躯体工事において、現場作業の削減と能率向上により工期短縮が図れるプレキャストコンクリート部材を使用する計画とした。
   2 .
大規模、大深度の工事において、工期短縮のため、地下躯体工事と並行して上部躯体を施工する逆打ち工法とする計画とした。
   3 .
鉄骨工事において、施工中の粉塵の飛散をなくし、被覆厚さの管理を容易にするため、耐火被覆をロックウール吹付け工法とする計画とした。
   4 .
既製杭工事のプレボーリング埋込み工法において、支持層への到達の確認方法として、掘削抵抗電流値と掘削時間を積算した積分電流値を用いる計画とした。
( 1級 建築施工管理技術検定試験 令和4年(2022年) 午前 ホ 問42 )
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この過去問の解説 (2件)

7

施工イメージが必要な問題です。また、それぞれの特徴をつかみましょう。

選択肢1. コンクリート躯体工事において、現場作業の削減と能率向上により工期短縮が図れるプレキャストコンクリート部材を使用する計画とした。

設問の通りです。プレキャストコンクリート部材を使用することは工期短縮に寄与します。

選択肢2. 大規模、大深度の工事において、工期短縮のため、地下躯体工事と並行して上部躯体を施工する逆打ち工法とする計画とした。

設問の通りです。逆打ち工法は地下躯体工事と並行して上部躯体を施工できるので大深度の工事においては、工期短縮につながります。

選択肢3. 鉄骨工事において、施工中の粉塵の飛散をなくし、被覆厚さの管理を容易にするため、耐火被覆をロックウール吹付け工法とする計画とした。

×(正答肢)

ロックウール吹付け工法は、施工中に粉塵が飛散します。

選択肢4. 既製杭工事のプレボーリング埋込み工法において、支持層への到達の確認方法として、掘削抵抗電流値と掘削時間を積算した積分電流値を用いる計画とした。

設問の通りです。掘削抵抗電流値と掘削時間を積算した積分電流値を用いる計画とすることで支持層への到達を確認できます。

まとめ

ロックウール吹付け工法、プレキャストコンクリート、逆打ち工法の3点の特徴を覚えましょう。

付箋メモを残すことが出来ます。
4

施工計画の目的は、安全・工程・品質の管理です。安全性と経済性を維持しながら、工期短縮と品質の確保を追求します。

工期短縮では施工全体のプレハブ化(現場工数の削減)が有効であり、同時に品質の確保にも繋がります。この観点から設問について考えると理解が進むはずです。

選択肢1. コンクリート躯体工事において、現場作業の削減と能率向上により工期短縮が図れるプレキャストコンクリート部材を使用する計画とした。

【〇】

現場でのコンクリート工事(鉄筋・型枠・コンクリート工)よりも工場で製作するプレキャストコンクリート部材を用いるほうが現場作業の削減と能率向上に繋がります。

選択肢2. 大規模、大深度の工事において、工期短縮のため、地下躯体工事と並行して上部躯体を施工する逆打ち工法とする計画とした。

【〇】

さか打ち工法とは、先行して構築した地上スラブを山留め支保工として地下躯体工事の掘削+躯体を繰り返して地下部分を構築する工法です。地上部分と地下部分を平行して施工できるため、地下躯体が大規模・大深度ほど大幅な工期の短縮が可能となります。

選択肢3. 鉄骨工事において、施工中の粉塵の飛散をなくし、被覆厚さの管理を容易にするため、耐火被覆をロックウール吹付け工法とする計画とした。

【✕】

代表的なロックウール吹付工法は、ロックウールをノズル先端部でセメントスラリーと混ぜながら吹付ます(半乾式)。鉄骨等に吹き付けると粉塵が飛散しますから作業員は防塵マスクを着用します。

選択肢4. 既製杭工事のプレボーリング埋込み工法において、支持層への到達の確認方法として、掘削抵抗電流値と掘削時間を積算した積分電流値を用いる計画とした。

【〇】

既製コンクリート杭の埋込み工法に関する出題です。アースオーガーで先行洗堀した孔に既製杭を根固め液(セメントミルク)で埋込む工法。掘削電流抵抗値と掘削時間を積算した積分電流値により支持層(支持地盤)へ既製杭が到達したことを確認します。

掘削時のN値の変化に伴い掘削電流抵抗値が同じように変化する(N値が大きくなると電流値も大きくなる)性質を利用した確認方法です。

まとめ

杭工事では既製杭と場所打ち杭に分けて整理します。

特に掘削方法や場所打ち杭の種類(アースドリル、リバース、オールケーシング)については確実に理解しておきましょう。

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