1級建築施工管理技士の過去問
令和4年(2022年)
午前 ホ 問43
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問題
1級 建築施工管理技術検定試験 令和4年(2022年) 午前 ホ 問43 (訂正依頼・報告はこちら)
建設業者が作成する建設工事の記録に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 過去の不具合事例等を調べ、あとに問題を残しそうな施工や材料については、集中的に記録を残すこととした。
- デジタルカメラによる工事写真は、黒板の文字や撮影対象が確認できる範囲で有効画素数を設定して記録することとした。
- 既製コンクリート杭工事の施工サイクルタイム記録、電流計や根固め液等の記録は、発注者から直接工事を請け負った建設業者が保存する期間を定め、当該期間保存することとした。
- 設計図書に示された品質が証明されていない材料については、現場内への搬入後に行った試験の記録を保存することとした。
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この過去問の解説 (2件)
01
一般的な問題です。良し悪しを考え問題を解いてみてください。
〇
設問の通り過去の不具合事例等を調べることは有効です。
〇
設問の通り事前に有効画素数を設定することは良いです。
〇
設問の通りです。建設業者が保存する期間を定め、当該期間保存します。
×(正答肢)
設計図書に示された品質が証明されていない材料については、基本的に搬入前に検査を実施します。
基本的には計画を行ってそれにそって実施します。計画外のことがあれば検討して計画を練り直します。とりあえず実施はNGです。
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02
この問題は、建設業者が作成する建設工事の記録に関する適切な記述を問うものです。選択肢を順に解説します。
この記述は適切です。過去の不具合事例を参考にし、問題が発生する可能性のある施工や材料について重点的に記録を残すことは、品質管理やリスク管理の観点から重要です。
この記述も適切です。工事写真を記録する際に、必要な情報が正確に確認できるよう、有効画素数を適切に設定することは重要です。
この記述も適切です。工事記録の保存期間を定め、それに従って記録を保存することは、施工管理や品質保証のために必要です。
この記述は不適切です。設計図書に示された品質が証明されていない材料は、現場に搬入される前に試験を行い、その結果を基に品質を確認することが必要です。搬入後に試験を行うことは、施工遅延や品質問題を引き起こす可能性があります。
総括すると、建設工事の記録は品質管理やリスク管理の観点から非常に重要です。記録は正確で適切な方法で保存されるべきであり、特に材料の品質については搬入前に確認することが求められます。
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