1級建築施工管理技士の過去問
令和4年(2022年)
午後 イ 問48
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問題
1級 建築施工管理技術検定試験 令和4年(2022年) 午後 イ 問48 (訂正依頼・報告はこちら)
鉄筋コンクリート工事における試験及び検査に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- スランプ18cmのコンクリートの荷卸し地点におけるスランプの許容差は、±2.5cmとした。
- 鉄筋圧接部における超音波探傷試験による抜取検査で不合格となったロットについては、試験されていない残り全数に対して超音波探傷試験を行った。
- 鉄筋圧接部における鉄筋中心軸の偏心量が規定値を超えたため、再加熱し加圧して偏心を修正した。
- 空気量4.5%のコンクリートの荷卸し地点における空気量の許容差は、±1.5%とした。
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この過去問の解説 (2件)
01
コンクリートの受け入れ検査及び鉄筋圧接部の検査についての問題です。頻出問題ですのでしっかり覚えましょう。
〇
設問の通りです。スランプ8cm以上18cm以下の場合は±2.5cm以内、21cmの場合は±1.5cm以内とします。
〇
設問の通りです。
×(正答肢)
中心軸の偏心や面ずれは再加熱しても修正されないので、切り取って再圧接します。
〇
設問の通りです。
圧接部の「再加熱」とは現状に再度加熱することをで、「再圧接」はもう一度最初からやり直すことです。
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02
この問題は、鉄筋コンクリート工事における試験および検査に関する記述の適切さを問うものです。選択肢を順に解説します。
この記述は適切です。一般的に、スランプの許容差は±2.5cmとされています。
この記述も適切です。不合格となったロットについては、残り全数に対して検査を行うことが求められます。
この記述は不適切です。鉄筋圧接部において中心軸の偏心量が規定値を超えた場合、再加熱して偏心を修正することは一般的に行われません。不適合な部位は再度圧接をやり直すか、交換する必要があります。
この記述は適切です。空気量の許容差は通常±1.5%とされます。
総括すると、鉄筋圧接部の偏心修正に関して、再加熱して修正するという手法は適切ではありません。不適合な圧接部は再度やり直しが必要です。
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