1級建築施工管理技士の過去問
令和4年(2022年)
午後 イ 問49
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問題
1級 建築施工管理技術検定試験 令和4年(2022年) 午後 イ 問49 (訂正依頼・報告はこちら)
鉄筋コンクリート造建築物の解体工事における振動対策及び騒音対策に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 壁等を転倒解体する際の振動対策として、先行した解体作業で発生したガラを床部分に敷き、クッション材として利用した。
- 振動レベルの測定器の指示値が周期的に変動したため、変動ごとの指示値の最大値と最小値の平均を求め、そのなかの最大の値を振動レベルとした。
- 振動ピックアップの設置場所は、緩衝物がなく、かつ、十分踏み固めた堅い場所に設定した。
- 周辺環境保全に配慮し、振動や騒音が抑えられるコンクリートカッターを用いる切断工法を採用した。
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この過去問の解説 (2件)
01
振動対策と騒音対策はセットです。一緒に覚えましょう。
〇
設問の通りクッション材を利用した振動対策は有効です。
×(正答肢)
変動ごとの指示値の最大値の平均値を振動レベルとします。
〇
設問の通りです。堅い場所が不利な場所なので安全側を取ります。
〇
設問の通りです。コンクリートカッターは振動や騒音を抑えるのに有効です。
安全側をとるという基本的な考えがありますので覚えておきましょう。「安全側=不利な方」つまり結果がNGになりやすい方ということです。
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02
この問題は、鉄筋コンクリート造建築物の解体工事における振動対策および騒音対策に関する記述の適切さを問うものです。選択肢を順に解説します。
この記述は適切です。解体作業で発生したガラをクッション材として利用することで、転倒解体時の振動を緩和する効果があります。
この記述は不適切です。振動レベルの測定では、一般的に変動ごとの最大値を直接振動レベルとすることが正しい方法です。最大値と最小値の平均を取る方法は標準的ではなく、誤った結果を招く可能性があります。
この記述は適切です。振動ピックアップの設置場所は、振動を正確に測定するために堅固な場所に設置する必要があります。
この記述も適切です。コンクリートカッターを用いる切断工法は、振動や騒音を抑える効果があり、周辺環境への配慮となります。
総括すると、解体工事における振動および騒音対策は非常に重要であり、適切な方法を採用することが求められます。振動レベルの測定方法については、標準的な方法を使用しないと誤った結果を招く可能性があります。
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