1級建築施工管理技士の過去問
令和4年(2022年)
午後 イ 問50

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和4年(2022年) 午後 イ 問50 (訂正依頼・報告はこちら)

労働災害に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 労働災害における労働者とは、事業又は事務所に使用される者で、賃金を支払われる者をいう。
  • 労働災害の重さの程度を示す強度率は、1,000延労働時間当たりの労働損失日数の割合で表す。
  • 労働災害における重大災害とは、一時に3名以上の労働者が業務上死傷又は罹病した災害をいう。
  • 労働災害には、労働者の災害だけでなく、物的災害も含まれる。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

労働災害の基礎問題です。しっかり覚えましょう。

選択肢1. 労働災害における労働者とは、事業又は事務所に使用される者で、賃金を支払われる者をいう。

設問の通りです。賃金を支払う者は雇用主です。

選択肢2. 労働災害の重さの程度を示す強度率は、1,000延労働時間当たりの労働損失日数の割合で表す。

設問の通りです。他には「度数率」「年千人率」があり、これらは労働災害の発生状況を評価する指標となります。

選択肢3. 労働災害における重大災害とは、一時に3名以上の労働者が業務上死傷又は罹病した災害をいう。

設問の通りです。

選択肢4. 労働災害には、労働者の災害だけでなく、物的災害も含まれる。

×(正答肢)

物的災害は含まれません。

まとめ

労働災害とは「労働者の就業に係る建設物、設備、原材料、ガス、蒸気、粉じん等により、又は作業行動その他業務に起因して、労働者が負傷し、疾病にかかり、又は死亡すること(労働安全衛生法第2条第1項第1号)」と定義されています。

参考になった数28

02

この問題は、労働災害に関する記述の適切さを問うものです。選択肢を順に解説します。

選択肢1. 労働災害における労働者とは、事業又は事務所に使用される者で、賃金を支払われる者をいう。

この記述は適切です。労働災害における「労働者」は、事業所や事務所で雇用され、賃金を支払われる者を指します。

選択肢2. 労働災害の重さの程度を示す強度率は、1,000延労働時間当たりの労働損失日数の割合で表す。

この記述は適切です。強度率は、労働災害の重さを示す指標で、1,000延労働時間当たりの労働損失日数によって計算されます。

選択肢3. 労働災害における重大災害とは、一時に3名以上の労働者が業務上死傷又は罹病した災害をいう。

この記述も適切です。重大災害は、一度に3名以上の労働者が業務上で死傷または罹病した場合を指します。

選択肢4. 労働災害には、労働者の災害だけでなく、物的災害も含まれる。

この記述は不適切です。労働災害とは、労働者が業務に従事する上で発生する災害(事故や疾病)を指し、物的災害は含まれません。物的損害は「労働災害」とは別のカテゴリです。

まとめ

総括すると、労働災害は労働者に対する事故や疾病を指し、物的災害は含まれません。

参考になった数9