1級建築施工管理技士の過去問
令和5年(2023年)
午前 イ 問14

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和5年(2023年) 午前 イ 問14 (訂正依頼・報告はこちら)

日本産業規格(JIS)に規定する防水材料に関する記述として、不適当なものはどれか。
  • 2成分形のウレタンゴム系防水材は、施工直前に主剤、硬化剤の2成分に、必要によって硬化促進剤や充填材等を混合して使用する。
  • 防水工事用アスファルトは、フラースぜい化点の温度が低いものほど低温特性のよいアスファルトである。
  • ストレッチルーフィング1000の数値1000は、製品の抗張積(引張強さと最大荷重時の伸び率との積)を表している。
  • 改質アスファルトルーフィングシートは、温度特性によりⅠ類とⅡ類に区分され、低温時の耐折り曲げ性がよいものはⅠ類である。

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この過去問の解説 (2件)

01

防水材料についての出題です。

選択肢1. 2成分形のウレタンゴム系防水材は、施工直前に主剤、硬化剤の2成分に、必要によって硬化促進剤や充填材等を混合して使用する。

2成分形のウレタンゴム系防水材は、施工直前に主剤、硬化剤の2成分に、必要によって硬化促進剤や充填材等を混合し、ゴム弾性のある塗膜を形成する材料です。

選択肢2. 防水工事用アスファルトは、フラースぜい化点の温度が低いものほど低温特性のよいアスファルトである。

設問の通りです。フラースぜい化点とは、低温時の脆さを示すものです。

選択肢3. ストレッチルーフィング1000の数値1000は、製品の抗張積(引張強さと最大荷重時の伸び率との積)を表している。

設問の通りです。

選択肢4. 改質アスファルトルーフィングシートは、温度特性によりⅠ類とⅡ類に区分され、低温時の耐折り曲げ性がよいものはⅠ類である。

誤りです。

Ⅱ類の方が低温時の折り曲げ性能が優れています。

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02

この問題は、日本産業規格(JIS)に規定されている防水材料についての知識を問うものです。以下、各選択肢について詳細に解説します。

選択肢1. 2成分形のウレタンゴム系防水材は、施工直前に主剤、硬化剤の2成分に、必要によって硬化促進剤や充填材等を混合して使用する。

2成分形のウレタンゴム系防水材は、施工直前に主剤と硬化剤を混合し、場合によっては硬化促進剤や充填材も加えることで使用されます。この記述は適切です。

選択肢2. 防水工事用アスファルトは、フラースぜい化点の温度が低いものほど低温特性のよいアスファルトである。

フラースぜい化点(Fraass breaking point)は、アスファルトが脆くなる温度を示します。この温度が低いほど、低温特性が良いアスファルトであることを意味します。この記述も適切です。

選択肢3. ストレッチルーフィング1000の数値1000は、製品の抗張積(引張強さと最大荷重時の伸び率との積)を表している。

ストレッチルーフィング1000の「1000」は、製品の抗張積(引張強さと最大荷重時の伸び率との積)を示しています。この記述も適切です。

選択肢4. 改質アスファルトルーフィングシートは、温度特性によりⅠ類とⅡ類に区分され、低温時の耐折り曲げ性がよいものはⅠ類である。

改質アスファルトルーフィングシートは温度特性によりⅠ類とⅡ類に区分されますが、低温時の耐折り曲げ性が良いものはⅡ類です。Ⅰ類は高温時の耐熱性が良いものです。この記述は不適切です。

まとめ

この問題では、日本産業規格(JIS)に基づく防水材料の特性に関する適切な知識を求められています。それぞれの防水材料の特性について正しく述べられていますが、改質アスファルトルーフィングシートの温度特性に関する誤った記述があります。

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