1級建築施工管理技士の過去問
令和5年(2023年)
午前 イ 問13

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和5年(2023年) 午前 イ 問13 (訂正依頼・報告はこちら)

石材に関する一般的な記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 花崗岩は、結晶質で硬く耐摩耗性や耐久性に優れ、壁、床、階段等に多く用いられる。
  • 大理石は、酸には弱いが、緻密であり磨くと光沢が出るため、主に内装用として用いられる。
  • 粘板岩(スレート)は、吸水率が小さく耐久性に優れ、層状に剥がれる性質があり、屋根材や床材として用いられる。
  • 石灰岩は、柔らかく曲げ強度は低いが、耐水性や耐酸性に優れ、主に外装用として用いられる。

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この過去問の解説 (2件)

01

石材に関する出題です。

選択肢1. 花崗岩は、結晶質で硬く耐摩耗性や耐久性に優れ、壁、床、階段等に多く用いられる。

花崗岩は、耐火性に劣りますが、結晶質で硬く耐摩耗性や耐久性に優れ、壁、床、階段等に多く用いられます。建築材として最も多く用いられます。

選択肢2. 大理石は、酸には弱いが、緻密であり磨くと光沢が出るため、主に内装用として用いられる。

大理石は、耐酸性・耐火性に乏しく、緻密であり磨くと光沢が出るため、主に内装用として用いられる装飾石材です。

選択肢3. 粘板岩(スレート)は、吸水率が小さく耐久性に優れ、層状に剥がれる性質があり、屋根材や床材として用いられる。

粘板岩(スレート)は、吸水率が小さく耐久性に優れ、層状に剥がれる性質があり、容易に層状に割裂できることから、屋根材や床材として用いられます。

選択肢4. 石灰岩は、柔らかく曲げ強度は低いが、耐水性や耐酸性に優れ、主に外装用として用いられる。

誤りです。

石灰岩は、大部分が炭酸カルシウムからなり、大理石に比べ粗粒ですが、独特の風合いを持ちます。柔らかく加工はしやすいが、耐水性に劣り、主に内装用として用いられます。

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02

この問題は、建築に使用される石材に関する知識を問うものです。以下、各選択肢について詳細に解説します。

選択肢1. 花崗岩は、結晶質で硬く耐摩耗性や耐久性に優れ、壁、床、階段等に多く用いられる。

花崗岩は非常に硬く、耐摩耗性や耐久性に優れた石材です。そのため、壁や床、階段などの建築用途に広く使用されています。この記述は適切です。

選択肢2. 大理石は、酸には弱いが、緻密であり磨くと光沢が出るため、主に内装用として用いられる。

大理石は変成岩の一種で、主成分が炭酸カルシウムのため酸には弱いですが、非常に緻密で磨くと光沢が出ます。これにより、内装用として広く使用されます。この記述も適切です。

選択肢3. 粘板岩(スレート)は、吸水率が小さく耐久性に優れ、層状に剥がれる性質があり、屋根材や床材として用いられる。

粘板岩は堆積岩の一種で、非常に吸水率が低く、耐久性に優れています。また、層状に剥がれる特性を持ち、これが屋根材や床材としての利用に適しています。この記述も適切です。

選択肢4. 石灰岩は、柔らかく曲げ強度は低いが、耐水性や耐酸性に優れ、主に外装用として用いられる。

石灰岩は堆積岩の一種で、柔らかく、曲げ強度が低いのは事実ですが、耐水性や耐酸性には優れていません。石灰岩は主成分が炭酸カルシウムであるため、酸に弱く、耐水性もそれほど高くありません。この記述は不適切です。

まとめ

この問題では、建築に使用される石材の特性に関する適切な知識を求められています。それぞれの石材の特性について正しく述べられていますが、石灰岩の耐水性や耐酸性について誤った記述があります。

 

 

 

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