1級建築施工管理技士 過去問
令和5年(2023年)
問25 (午前 ハ 問5)
問題文
型枠支保工に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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問題
1級 建築施工管理技術検定試験 令和5年(2023年) 問25(午前 ハ 問5) (訂正依頼・報告はこちら)
型枠支保工に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 支柱として用いるパイプサポートの高さが3.5mを超える場合、高さ2.5m以内ごとに水平つなぎを2方向に設けなければならない。
- 支柱として用いる鋼管枠は、最上層及び5層以内ごとに水平つなぎを設けなければならない。
- 支柱としてパイプサポートを用いる型枠支保工は、上端に作業荷重を含む鉛直荷重の5/100に相当する水平荷重が作用しても安全な構造でなければならない。
- 支柱として鋼管枠を用いる型枠支保工は、上端に作業荷重を含む鉛直荷重の2.5/100に相当する水平荷重が作用しても安全な構造でなければならない。
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題では、
数字がよく出てくるので
ポイントをよく整理して記憶してみてください。
×
支柱として用いるパイプサポートの高さが3.5mを超える場合は、
高さ2m以内ごとに水平繋ぎを2方向に設ける且つ、
変位を防止しなければなりません。
〇
支柱として用いる鋼管枠は、
最上層及び5層以内ごとに水平つなぎを設けなければなりません。
〇
支柱としてパイプサポートを用いる型枠支保工
上端に作業荷重を含む鉛直荷重の5/100に相当する水平荷重が
作用しても安全な構造でなければなりません。
〇
支柱として鋼管枠を用いる型枠支保工
上端に作業荷重を含む鉛直荷重の2.5/100に相当する水平荷重が
作用しても安全な構造でなければなりません。
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02
型枠支保工についても数値の問題が多いので他の数値と混同しないように注意しましょう。
型枠支保工とはコンクリートの型枠を支えて保持するために設置する仮設物です。
設問は誤りです。支柱として用いるパイプサポートの高さが3.5mを超える場合、高さ2.0m以内ごとに水平つなぎを2方向に設けなければなりません。
設問の通りです。支柱として用いる鋼管枠は、最上層及び5層以内ごとに水平つなぎを設けなければなりません。
設問の通りです。支柱としてパイプサポートを用いる型枠支保工は、上端に作業荷重を含む鉛直荷重の5/100に相当する水平荷重が作用しても安全な構造でなければならりません。
設問の通りです。支柱として鋼管枠を用いる型枠支保工は、上端に作業荷重を含む鉛直荷重の2.5/100に相当する水平荷重が作用しても安全な構造でなければなりません。
支柱が鋼管の場合 : 高さ2.0m以内ごとに水平つなぎを2方向に設けなければなりません。
パイプサポートの場合:高さが3.5mを超える場合、高さ2.0m以内ごとに水平つなぎを2方向に設けなければなりません。
支柱が組立鋼柱の場合:高さが4.0mを超える場合、高さ4.0m以内ごとに水平つなぎを2方向に設けなければなりません。
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03
型枠支保工の分野においては、数値を問われるものが大半です。このことを念頭において、問題に取り組むと良いでしょう。では、問題を見てみましょう。
高さ2.5m以内ごとではなく、2.0mごとに水平つなぎを設ける必要があります。よって、設問の記述は誤りです。支柱の問題は頻出するので、必ず覚えましょう。
支柱として用いる鋼管枠とは、枠組足場で使用される鋼管枠を支柱として使用するものです。
「鋼管枠の最上層及び5層以内ごとに水平つなぎを設ける」という記述は、正しい記述です。
支柱としてパイプサポートを用いる型枠支保工は、様々な荷重がかかってきます。このため、型枠の上に乗せる資材だけではなく、型枠の上に乗って作業を行うことも考慮した上での構造とします。「上端に作業荷重を含む鉛直荷重の5/100に相当する水平荷重が作用しても安全な構造でなければならない」という記述は、正しい記述です。数値を覚えるのが大変な問題だと思います。ですが、「作業荷重を考慮する」という点は、必ず覚えましょう。
支柱として鋼管枠を用いる型枠支保工に関しては、上端に作業荷重を含む鉛直荷重の2.5/100に相当する水平荷重が作用しても安全な構造である必要があります。数値を覚えるのは大変ですが、「作業荷重を考慮する」という点は、必ず覚えましょう。
型枠工事は毎年出題される分野ですが、数値を覚える問題が多いです。語呂合わせなどを駆使して、少しでも多くの数値を覚えるようにしましょう。
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