1級建築施工管理技士の過去問
令和5年(2023年)
午前 ハ 問6

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和5年(2023年) 午前 ハ 問6 (訂正依頼・報告はこちら)

コンクリートの運搬、打込み及び締固めに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • コンクリートの圧送開始前に圧送するモルタルは、型枠内に打ち込まないが、富調合のものとした。
  • 圧送するコンクリートの粗骨材の最大寸法が20mmのため、呼び寸法100Aの輸送管を使用した。
  • コンクリート棒形振動機の加振は、セメントペーストが浮き上がるまでとした。
  • 外気温が25℃を超えていたため、練混ぜ開始から打込み終了までの時間を120分以内とした。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

キーワードに下線部をひいてるので、

下線部を繰り返し読んでおぼえてみてください。

選択肢1. コンクリートの圧送開始前に圧送するモルタルは、型枠内に打ち込まないが、富調合のものとした。

コンクリートの圧送開始前に圧送するモルタル

型枠内に打ち込みはしなくても、富調合で大丈夫です。

選択肢2. 圧送するコンクリートの粗骨材の最大寸法が20mmのため、呼び寸法100Aの輸送管を使用した。

選択肢3. コンクリート棒形振動機の加振は、セメントペーストが浮き上がるまでとした。

コンクリート棒形振動機の加振は、

セメントペーストが浮き上がるまでとします。

選択肢4. 外気温が25℃を超えていたため、練混ぜ開始から打込み終了までの時間を120分以内とした。

×

コンクリートの練り混ぜから打ち込み終了までの時間の限度は

25℃未満では120分以内

25℃以上では90分以内となっております。

参考になった数36

02

普段施工管理をされている方にとっては大変なじみが深いものになると思います。基礎的な問題なので確実に正解できるよう繰り返し設問を解きましょう。

選択肢1. コンクリートの圧送開始前に圧送するモルタルは、型枠内に打ち込まないが、富調合のものとした。

設問の通りです。コンクリートの圧送開始前に圧送するモルタルは、型枠内に打ち込まないが、富調合のものとします。

選択肢2. 圧送するコンクリートの粗骨材の最大寸法が20mmのため、呼び寸法100Aの輸送管を使用した。

設問の通りです。圧送するコンクリートの粗骨材の最大寸法が20、25mmの場合、呼び寸法100Aの輸送管を使用し、粗骨材の最大寸法が40mmの場合、呼び寸法125Aの輸送管を使用します。

選択肢3. コンクリート棒形振動機の加振は、セメントペーストが浮き上がるまでとした。

設問の通りです。コンクリート棒形振動機の加振は、セメントペーストが浮き上がるまでとします。

選択肢4. 外気温が25℃を超えていたため、練混ぜ開始から打込み終了までの時間を120分以内とした。

設問は誤りです。外気温が25℃以下の場合は2時間以内、25℃を超える場合は1.5時間以内(90分以内)とします。

まとめ

練り混ぜ開始から打ち込み終了までの時間は誤った時間や温度で出題される可能性があるのでしっかり記憶しておきましょう。

外気温が25℃以下の場合は2時間以内

外気温が25℃を超える場合は1.5時間以内(90分以内)

参考になった数4