1級建築施工管理技士 過去問
令和5年(2023年)
問28 (午前 ハ 問8)
問題文
大断面集成材を用いた木造建築物に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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問題
1級 建築施工管理技術検定試験 令和5年(2023年) 問28(午前 ハ 問8) (訂正依頼・報告はこちら)
大断面集成材を用いた木造建築物に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 梁材の曲がりの許容誤差は、長さの1/1,000とした。
- 集成材にあけるドリフトピンの下孔径は、ドリフトピンの公称軸径に2mmを加えたものとした。
- 集成材にあける標準的なボルト孔の心ずれは、許容誤差を±2mmとした。
- 接合金物にあけるボルト孔の大きさは、ねじの呼びがM16未満の場合は公称軸径に1mmを、M16以上の場合は1.5mmを加えたものとした。
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この過去問の解説 (3件)
01
木造建築物の問題でも数字が多くでますが、ポイントを押さえて暗記してみてください。
〇
設問通り、梁材の曲がりの許容誤差は、長さの1/1,000です。
×
集成材にあけるドリフトピンの下孔径の孔の径の許容誤差は、
特記がなければピン径と同径です。
〇
集成材にあける標準的なボルト孔の心ずれは、許容誤差は±2mm以内です。
〇
接合金物のボルトの孔あけ加工の大きさは、
ねじの呼びがM16未満の場合は公称軸径に1mmを加えたものとし
M16以上の場合は1.5mmを加えます。
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02
今後大型建築物においても木材を使用する機会が多くなります。木造建築物については試験だけでなく実務に活かせると思いますのでしっかり勉強してください。
設問の通りです。梁材の曲がりの許容誤差は、長さの1/1,000とします。
設問は誤りです。集成材にあけるドリフトピンの孔の径の許容誤差はありません。ドリフトピンの下孔径は公称軸径とします。
設問の通りです。集成材にあける標準的なボルト孔の心ずれは、許容誤差を±2mmで問題ありません。
設問の通りです。
数値を覚えるものが多くなりますが、頑張りましょう!
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03
「大断面集成材を用いた木造建築物」と言われても、なじみのない方がほとんどだと思います。しかしながら、SDGsなどが重要性を増してきている昨今、こういった問題は増える傾向にありますので、押さえるべき点は押さえていきましょう。では、問題を見てみましょう。
設問の記述は適当です。許容誤差は、長さの1/1000としなければなりません。
設問の記述は誤りです。公称軸径とする必要があります。
設問の記述は適当です。許容誤差を±2mmとする必要があります。
設問の記述は適当です。ボルト孔に多少の余裕を見込んだ方が良いでしょう。
本分野に関しては、出題数も少なく、難しい問題も多いです。余裕があれば勉強しておきましょう。ですが、木材の有効活用が叫ばれている中、こういった問題は今後増えていく可能性があります。
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