1級建築施工管理技士の過去問
令和5年(2023年)
午前 ニ 問1
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問題
1級 建築施工管理技術検定試験 令和5年(2023年) 午前 ニ 問1 (訂正依頼・報告はこちら)
防水工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- アスファルト防水密着工法における平場部のルーフィングの張付けに先立ち、入隅は幅300mm程度のストレッチルーフィングを増張りした。
- 改質アスファルトシート防水トーチ工法における平場部の改質アスファルトシートの重ね幅は、縦横とも100mm以上とした。
- アスファルト防水における立上り部のアスファルトルーフィング類は、平場部のアスファルトルーフィングを張り付けた後、150mm以上張り重ねた。
- 改質アスファルトシート防水絶縁工法におけるALCパネル目地の短辺接合部は、幅50mm程度のストレッチルーフィングを張り付けた。
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題で覚えるポイントは
防水層の重ね幅は基本100mm以上と覚えてください!ある程度絞ることができます。
〇
設問通り、アスファルト防水密着工法における平場部のルーフィングの張付けに先立ち、
入隅は幅300mm程度のストレッチルーフィングを増張りを行います。
〇
設問通り、改質アスファルトシート防水トーチ工法における平場部の改質アスファルトシートの重ね幅は、縦横とも100mm以上です。防水層の重ね幅は基本100mm以上と覚えてください。
例外→シート防水の塩化ビニル樹脂系シート/ウレタンゴム系塗膜防水の補強布
〇
設問とおり、アスファルト防水における立上り部のアスファルトルーフィング類は、平場部のアスファルトルーフィングを張り付けた後、150mm以上張り重ねて大丈夫です。
防水層の重ね幅は基本100mm以上と覚えてください。
×
改質アスファルトシート防水絶縁工法におけるALCパネル目地の短辺接合部は、
幅50mm程度の絶縁用テープを張り付けます。
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02
防水層が絶縁かどうか、後貼りか先貼りか、重ね幅の寸法を覚えましょう。
設問の通りです。
設問の通りです。
設問の通りです。
幅50mm程度のストレッチルーフィングではなく幅50mm程度の絶縁用テープを張り付ける必要があります。
よって誤りです。
ストレッチルーフィングを張り付けた場合、地震の際にALCパネルと防水層の挙動が異なり、追従できない防水層にひび割れが発生し、漏水の原因となります。
そのため絶縁工法を採用し、絶縁用テープを張り付けます。
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03
シート防水についての重ね幅、使用する部材などを覚えましょう。
設問の通りです。アスファルト防水密着工法では、まず、入隅は幅300mm程度のストレッチルーフィングを増張りし、そのあとに平場部のルーフィングの張付けを行います。
設問の通りです。改質アスファルトシート防水トーチ工法における平場部の改質アスファルトシートの重ね幅は、縦横とも100mm以上とします。
設問の通りです。立上りと平場のアスファルトルーフィング類は別々に張り付けます。立上り部のアスファルトルーフィング類は各層とも平場のアスファルトルーフィング類に150mm以上張り重ねます。 ただし、立上りの高さが400mm未満の場合は、平場のアスファルトルーフィング類をそのまま張り上げることができます。出典:公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)
設問は誤りです。改質アスファルトシート防水絶縁工法におけるALCパネル目地の短辺接合部は、幅50mm程度の絶縁テープを張り付けます。
ALCパネルの短辺部の目地は、トーチ工法の種別により改質アスファルトシート張付けに先立ち、幅300mm程度の増張り用シートを両側に100mmずつ張り掛けて絶縁増張りとする場合もありますので、注意してください。
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