1級建築施工管理技士の過去問
令和5年(2023年)
午前 ニ 問2

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和5年(2023年) 午前 ニ 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

乾式工法による外壁の張り石工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 厚さ30mm、大きさ500mm角の石材のだぼ孔の端あき寸法は、60mmとした。
  • ロッキング方式において、ファスナーの通しだぼは、径4mmのものを使用した。
  • 下地のコンクリート面の精度を考慮し、調整範囲が±10mmのファスナーを使用した。
  • 石材間の目地は、幅を10mmとしてシーリング材を充填した。

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この過去問の解説 (3件)

01

乾式工法も数字が多いですが、

キーワードとポイントをおさえて数字を覚えてください!

選択肢1. 厚さ30mm、大きさ500mm角の石材のだぼ孔の端あき寸法は、60mmとした。

×

石材のだぼ孔の端あき寸法

石材の厚みの3倍とします。→設問は30mmなので×3で90mm

石材幅の辺長の1/4程度である125㎜程度の位置にバランスよく設けます。

選択肢2. ロッキング方式において、ファスナーの通しだぼは、径4mmのものを使用した。

設問通り、ロッキング方式において、ファスナーの通しだぼは、径4mmのものを使用します。

選択肢3. 下地のコンクリート面の精度を考慮し、調整範囲が±10mmのファスナーを使用した。

設問通り、下地のコンクリート面の精度を考慮して

調整範囲が±10mmのファスナーを使用します。

選択肢4. 石材間の目地は、幅を10mmとしてシーリング材を充填した。

設問とおり、石材間の目地は、幅を10mmとしてシーリング材を充填します。

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02

過去に何回も出題のある選択肢です。各種数値を覚えましょう。

選択肢1. 厚さ30mm、大きさ500mm角の石材のだぼ孔の端あき寸法は、60mmとした。

石材のだぼ孔の端あき寸法は石材の厚みの3倍とするため、90mm必要です。

よって誤りです。

端あき寸法の不足は、石材のひび割れの原因となります。

選択肢2. ロッキング方式において、ファスナーの通しだぼは、径4mmのものを使用した。

設問の通りです。

選択肢3. 下地のコンクリート面の精度を考慮し、調整範囲が±10mmのファスナーを使用した。

設問の通りです。

選択肢4. 石材間の目地は、幅を10mmとしてシーリング材を充填した。

設問の通りです。

参考になった数11

03

この設問は乾式工法のものですが、外壁張り石工事は乾式、湿式それぞれの特徴を整理して覚えましょう。

選択肢1. 厚さ30mm、大きさ500mm角の石材のだぼ孔の端あき寸法は、60mmとした。

設問は誤りです。厚さ30mmの場合、石材のだぼ孔の端あき寸法は、90mmとします。石材の厚みの3倍としています。

選択肢2. ロッキング方式において、ファスナーの通しだぼは、径4mmのものを使用した。

設問の通りです。ロッキング方式において、ファスナーの通しだぼは、径4mmのものを使用します。

選択肢3. 下地のコンクリート面の精度を考慮し、調整範囲が±10mmのファスナーを使用した。

設問の通りです。下地のコンクリート面の精度を考慮し、調整範囲が±10mmのファスナーを使用します。

選択肢4. 石材間の目地は、幅を10mmとしてシーリング材を充填した。

設問の通りです。石材間の目地は、幅を10mmとしてシーリング材を充填します。

まとめ

クリアランス、金物やダボ穴の径をしっかり覚えましょう。

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