1級建築施工管理技士の過去問
令和5年(2023年)
午前 ニ 問9

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和5年(2023年) 午前 ニ 問9 (訂正依頼・報告はこちら)

内装改修工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
ただし、既存部分は、アスベストを含まないものとする。
  • ビニル床シートの撤去後に既存下地モルタルの浮き部分を撤去する際、健全部分と縁を切るために用いるダイヤモンドカッターの刃の出は、モルタル厚さ以下とした。
  • 既存合成樹脂塗床面の上に同じ塗床材を塗り重ねる際、接着性を高めるよう、既存仕上げ材の表面を目荒しした。
  • 防火認定の壁紙の張替えは、既存壁紙の裏打紙を残した上に防火認定の壁紙を張り付けた。
  • 既存下地面に残ったビニル床タイルの接着剤は、ディスクサンダーを用いて除去した。

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この過去問の解説 (3件)

01

防火材についてよく理解するのがポイントです。

選択肢1. ビニル床シートの撤去後に既存下地モルタルの浮き部分を撤去する際、健全部分と縁を切るために用いるダイヤモンドカッターの刃の出は、モルタル厚さ以下とした。

ビニル床シートの撤去後に既存下地モルタルの浮き部分を撤去する際

健全部分と縁を切るために用いるダイヤモンドカッターの刃の出はモルタル厚さ以下とします。

選択肢2. 既存合成樹脂塗床面の上に同じ塗床材を塗り重ねる際、接着性を高めるよう、既存仕上げ材の表面を目荒しした。

設問通り、既存合成樹脂塗床面の上に同じ塗床材を塗り重ねる際は

接着性を高めるように既存仕上げ材の表面を目荒しします。

選択肢3. 防火認定の壁紙の張替えは、既存壁紙の裏打紙を残した上に防火認定の壁紙を張り付けた。

×

既存の壁紙の裏打紙は完全に撤去する必要があります。

→撤去して下地基材面を露出して張替えないと防火材料に認定されません。

選択肢4. 既存下地面に残ったビニル床タイルの接着剤は、ディスクサンダーを用いて除去した。

設問通り、既存下地面に残ったビニル床タイルの接着剤は、

ディスクサンダーを用いて除去します。

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02

過去に何回も出題のある選択肢です。使用方法を覚えましょう。

選択肢1. ビニル床シートの撤去後に既存下地モルタルの浮き部分を撤去する際、健全部分と縁を切るために用いるダイヤモンドカッターの刃の出は、モルタル厚さ以下とした。

設問の通りです。

選択肢2. 既存合成樹脂塗床面の上に同じ塗床材を塗り重ねる際、接着性を高めるよう、既存仕上げ材の表面を目荒しした。

設問の通りです。

選択肢3. 防火認定の壁紙の張替えは、既存壁紙の裏打紙を残した上に防火認定の壁紙を張り付けた。

防火認定の壁紙の張替えは、既存壁紙の裏打紙を完全に除去する必要があります。

よって誤りです。

選択肢4. 既存下地面に残ったビニル床タイルの接着剤は、ディスクサンダーを用いて除去した。

設問の通りです。

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03

内装改修工事であることに注意して問題を解きましょう。既存床仕上げの撤去については主に、ビニル床シート、合成樹脂塗床材、フローリング張り床材、床タイル、床組みが対象となります。それぞれの部材によって撤去工法が異なりますので注意してください。

選択肢1. ビニル床シートの撤去後に既存下地モルタルの浮き部分を撤去する際、健全部分と縁を切るために用いるダイヤモンドカッターの刃の出は、モルタル厚さ以下とした。

設問の通りです。ビニル床シートの撤去後に既存下地モルタルの浮き部分を撤去する際、健全部分と縁を切るために用いるダイヤモンドカッターの刃の出は、モルタル厚さ以下とします。

選択肢2. 既存合成樹脂塗床面の上に同じ塗床材を塗り重ねる際、接着性を高めるよう、既存仕上げ材の表面を目荒しした。

設問の通りです。既存合成樹脂塗床面の上に同じ塗床材を塗り重ねる際、接着性を高めるよう、既存仕上げ材の表面を目荒しします。

選択肢3. 防火認定の壁紙の張替えは、既存壁紙の裏打紙を残した上に防火認定の壁紙を張り付けた。

設問は誤りです。防火認定の壁紙の張替えは、既存壁紙の裏打紙を完全に除去した上で防火認定の壁紙を張り付けます。

選択肢4. 既存下地面に残ったビニル床タイルの接着剤は、ディスクサンダーを用いて除去した。

設問の通りです。既存下地面に残ったビニル床タイルの接着剤は、ディスクサンダーを用いて除去します。

まとめ

床材がイメージできていれば、撤去する際の工法については間違いにくいと思います。まずは床仕上げ材をイメージできるようにトレーニングしてください。

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