1級建築施工管理技士の過去問
令和5年(2023年)
午後 イ 問6

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和5年(2023年) 午後 イ 問6 (訂正依頼・報告はこちら)

市街地の建築工事における公衆災害防止対策に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 敷地境界線からの水平距離が5mで、地盤面からの高さが3mの場所からごみを投下する際、飛散を防止するためにダストシュートを設けた。
  • 防護棚は、外部足場の外側からのはね出し長さを水平距離で2mとし、水平面となす角度を15°とした。
  • 工事現場周囲の道路に傾斜があったため、高さ3mの鋼板製仮囲いの下端は、隙間を土台コンクリートで塞いだ。
  • 歩車道分離道路において、幅員3.6mの歩道に仮囲いを設置するため、道路占用の幅は、路端から1mとした。

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題では、キーワードと数字をよく覚えるのがポイントです。

選択肢1. 敷地境界線からの水平距離が5mで、地盤面からの高さが3mの場所からごみを投下する際、飛散を防止するためにダストシュートを設けた。

設問通り、敷地境界線からの水平距離が5mで、

地盤面からの高さが3mの場所からごみを投下する際は

飛散を防止するためにダストシュートを設けます。

選択肢2. 防護棚は、外部足場の外側からのはね出し長さを水平距離で2mとし、水平面となす角度を15°とした。

×

防護棚は、外部足場の外側からのはね出し長さを水平距離で2m以上突きださせ

水平面となす角度を20°以上としなければなりません。

選択肢3. 工事現場周囲の道路に傾斜があったため、高さ3mの鋼板製仮囲いの下端は、隙間を土台コンクリートで塞いだ。

設問通り、工事現場周囲の道路に傾斜がある場合

高さ3mの鋼板製仮囲いの下端は、隙間を土台コンクリートで塞ぎます。

選択肢4. 歩車道分離道路において、幅員3.6mの歩道に仮囲いを設置するため、道路占用の幅は、路端から1mとした。

設問通り、歩車道分離道路において、幅員3.6mの歩道に仮囲いを設置する場合

道路占用の幅は、路端から1mとします。

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02

過去に何回も出題のある選択肢です。各種数値を覚えましょう。

選択肢1. 敷地境界線からの水平距離が5mで、地盤面からの高さが3mの場所からごみを投下する際、飛散を防止するためにダストシュートを設けた。

設問の通りです。

選択肢2. 防護棚は、外部足場の外側からのはね出し長さを水平距離で2mとし、水平面となす角度を15°とした。

防護棚は、外部足場の外側からのはね出し長さを水平距離で2mとし、水平面となす角度を20°以上とする必要があります。

よって誤りです。

角度が小さいと、上から落ちた物が防護棚で跳ね、外に落ちる恐れがあるためです。

選択肢3. 工事現場周囲の道路に傾斜があったため、高さ3mの鋼板製仮囲いの下端は、隙間を土台コンクリートで塞いだ。

設問の通りです。

選択肢4. 歩車道分離道路において、幅員3.6mの歩道に仮囲いを設置するため、道路占用の幅は、路端から1mとした。

設問の通りです。

下記が基準になります。

今回の場合、1.2mまで道路占有が可能です。

道路占用許可基準 昭和52年10月1日 告示第60号 (令和4年3月1日施行)

第1 通則 

(2) 歩道上に設けるものにあっては、その有効幅員の3分の2以上(3.0メートル以上確保されている場合は、この限りでない。)、かつ、1.5メートル以上の余地が確保されていること。ただし、高齢者、障害者等の移動等の円滑化の推進に関する法律(平成18年法律第91号)第10条第1項に規定する新設特定道路を除く道路のうち、公共又は公益を目的とする場合であって交通上特に支障がない場合は、1.0メートル以上の余地を確保すれば足りる。

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