1級建築施工管理技士の過去問
令和5年(2023年)
午後 ロ 問1

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和5年(2023年) 午後 ロ 問1 (訂正依頼・報告はこちら)

鉄筋の加工及び組立てに関する記述として、不適当なものを2つ選べ。
ただし、鉄筋は異形鉄筋とし、dは呼び名の数値とする。
  • D16の鉄筋相互のあき寸法の最小値は、粗骨材の最大寸法が20mmのため、25mmとした。
  • D25の鉄筋を90°折曲げ加工する場合の内法直径は、3dとした。
  • 梁せいが2mの基礎梁を梁断面内でコンクリートの水平打継ぎとするため、上下に分割したあばら筋の継手は、180°フック付きの重ね継手とした。
  • 末端部の折曲げ角度が135°の帯筋のフックの余長は、4dとした。
  • あばら筋の加工において、一辺の寸法の許容差は、±5mmとした。

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この過去問の解説 (2件)

01

各種計算過程を覚えましょう。

選択肢1. D16の鉄筋相互のあき寸法の最小値は、粗骨材の最大寸法が20mmのため、25mmとした。

設問の通りです。

鉄筋相互のあき寸法の最小値は、鉄筋径×1.5・粗骨材の最大寸法×1.25・25mmの中の最大値です。

今回の場合はそれぞれ、24・25・25のため、25mmとなります。

選択肢2. D25の鉄筋を90°折曲げ加工する場合の内法直径は、3dとした。

D25の鉄筋を90°折曲げ加工する場合の内法直径は4d必要です。

よって、誤りです。

選択肢3. 梁せいが2mの基礎梁を梁断面内でコンクリートの水平打継ぎとするため、上下に分割したあばら筋の継手は、180°フック付きの重ね継手とした。

設問の通りです。

選択肢4. 末端部の折曲げ角度が135°の帯筋のフックの余長は、4dとした。

末端部の折曲げ角度が135°の帯筋のフックの余長は、6d必要となります。

よって誤りです。

なお、90°の場合は8d、180°の場合は4d必要となります。

選択肢5. あばら筋の加工において、一辺の寸法の許容差は、±5mmとした。

設問の通りです。

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02

この問題は応用能力問題です。この問題では、直径や余長をよく覚えましょう。

選択肢1. D16の鉄筋相互のあき寸法の最小値は、粗骨材の最大寸法が20mmのため、25mmとした。

設問通り、D16の鉄筋相互のあき寸法の最小値は

粗骨材の最大寸法が20mmのため、25mmとします。

選択肢2. D25の鉄筋を90°折曲げ加工する場合の内法直径は、3dとした。

×

D25の鉄筋を90°折曲げ加工する場合の内法直径は、4d以上とします。

選択肢3. 梁せいが2mの基礎梁を梁断面内でコンクリートの水平打継ぎとするため、上下に分割したあばら筋の継手は、180°フック付きの重ね継手とした。

設問通り、梁せいが2mの基礎梁を梁断面内でコンクリートの水平打継ぎとするため

上下に分割したあばら筋の継手は、180°フック付きの重ね継手とします。

選択肢4. 末端部の折曲げ角度が135°の帯筋のフックの余長は、4dとした。

×

末端部の折曲げ角度が135°の帯筋のフックの余長は、6dです。

選択肢5. あばら筋の加工において、一辺の寸法の許容差は、±5mmとした。

設問通り、あばら筋の加工において一辺の寸法の許容差は、±5mmとします。

参考になった数10