1級建築施工管理技士の過去問
令和5年(2023年)
午後 ロ 問4

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和5年(2023年) 午後 ロ 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

シーリング工事に関する記述として、不適当なものを2つ選べ。
  • ボンドブレーカーは、シリコーン系シーリング材を充填するため、シリコーンコーティングされたテープを用いた。
  • 異種シーリング材を打ち継ぐ際、先打ちしたポリサルファイド系シーリング材の硬化後に、変成シリコーン系シーリング材を後打ちした。
  • ワーキングジョイントに装填する丸形のバックアップ材は、目地幅より20%大きい直径のものとした。
  • ワーキングジョイントの目地幅が20mmであったため、目地深さは12mmとした。
  • シーリング材の充填は、目地の交差部から始め、打継ぎ位置も交差部とした。

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この過去問の解説 (2件)

01

シーリング工事に関する記述について覚えましょう。

選択肢1. ボンドブレーカーは、シリコーン系シーリング材を充填するため、シリコーンコーティングされたテープを用いた。

ボンドブレーカーは、シリコーン系シーリング材を充填する場合はポリスチレンテープのボンドブレーカーを用います。

よって誤りです。

シリコーン系シーリング材にシリコーンコーティングされたテープを用いた場合、同種で繋がってしまいます。

選択肢2. 異種シーリング材を打ち継ぐ際、先打ちしたポリサルファイド系シーリング材の硬化後に、変成シリコーン系シーリング材を後打ちした。

設問の通りです。

選択肢3. ワーキングジョイントに装填する丸形のバックアップ材は、目地幅より20%大きい直径のものとした。

設問の通りです。

バックアップ材はクッション性のあるもので、少し押しつぶしながら挿入します。

選択肢4. ワーキングジョイントの目地幅が20mmであったため、目地深さは12mmとした。

設問の通りです。

選択肢5. シーリング材の充填は、目地の交差部から始め、打継ぎ位置も交差部とした。

シーリング材の充填は、目地の交差部を避けた位置から始め、打継ぎ位置も交差部を避ける必要があります。

よって誤りです。

充填開始部、打継ぎ部は亀裂が入りやすいため、交差部を避けます。

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02

この問題は応用問題です。

テープや打ち継ぎ箇所や目地幅をよく理解しましょう!

選択肢1. ボンドブレーカーは、シリコーン系シーリング材を充填するため、シリコーンコーティングされたテープを用いた。

×

ボンドブレーカーは、シリコーン系シーリング材を充填する場合は

ポリスチレンテープのボンドブレーカーを用います。

選択肢2. 異種シーリング材を打ち継ぐ際、先打ちしたポリサルファイド系シーリング材の硬化後に、変成シリコーン系シーリング材を後打ちした。

設問通り、異種シーリング材を打ち継ぐ際、

先打ちしたポリサルファイド系シーリング材の硬化後に

変成シリコーン系シーリング材を後打ちします。

選択肢3. ワーキングジョイントに装填する丸形のバックアップ材は、目地幅より20%大きい直径のものとした。

設問通り、ワーキングジョイントに装填する丸形のバックアップ材は

目地幅より20%大きい直径のものとします。

選択肢4. ワーキングジョイントの目地幅が20mmであったため、目地深さは12mmとした。

設問通り、

ワーキングジョイントの目地幅が20mmであったため、目地深さは12mmとします。

選択肢5. シーリング材の充填は、目地の交差部から始め、打継ぎ位置も交差部とした。

×

打ち継ぎ箇所は目地の交差及び、コーナー部を避けてそぎ継ぎです。

打ちはじめは原則として目地の交差部又は角部から行います。

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