1級建築施工管理技士の過去問
令和6年(2024年)
午前 ロ 問7

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和6年(2024年) 午前 ロ 問7 (訂正依頼・報告はこちら)

鋼材に関する一般的な記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 鋼は、炭素量が多くなると、引張強さは増加し、靱性は低下する。
  • SN490BやSN490Cは、炭素当量の上限の規定がない建築構造用圧延鋼材である。
  • 鋼材の材質を変化させるための熱処理には、焼入れ、焼戻し、焼ならし等の方法がある。
  • 低降伏点鋼は、制振装置に使用され、地震時に早期に降伏させることで制振効果を発揮する。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

鉄骨に使われる鋼材の問題です。

選択肢1. 鋼は、炭素量が多くなると、引張強さは増加し、靱性は低下する。

正です。選択肢のとおりです。引張強さや硬さも増加しますが、一定以上の力が入ると折れやすくなります。

選択肢2. SN490BやSN490Cは、炭素当量の上限の規定がない建築構造用圧延鋼材である。

誤です。SN490Bは0.44%以下と定められており、SN490Cの方がBより溶接性を向上させたものになっています。

選択肢3. 鋼材の材質を変化させるための熱処理には、焼入れ、焼戻し、焼ならし等の方法がある。

正です。選択肢の通りです。

選択肢4. 低降伏点鋼は、制振装置に使用され、地震時に早期に降伏させることで制振効果を発揮する。

正です。抵降伏点鋼は、添加元素を極力低減したもので、従来の軟鋼より硬く延性が非常に高いです。

参考になった数5