1級建築施工管理技士の過去問
令和6年(2024年)
午前 ハ 問4

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和6年(2024年) 午前 ハ 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

消火設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 不活性ガス消火設備は、二酸化炭素等の消火剤を放出するもので、酸素濃度の希釈効果や気化するときの熱吸収による冷却効果により消火するものである。
  • 開放型スプリンクラー設備は、火災感知装置の作動、又は手動起動弁の開放によって放水区域のすべての開放型スプリンクラーヘッドから一斉に散水するものである。
  • 泡消火設備は、特に低引火点の油類による火災の消火に適し、主として泡による窒息効果により消火するものである。
  • 屋外消火栓設備は、散水ヘッドを消火活動が困難な場所に設置し、地上階の連結送水口を通じて消防車から送水して消火するものである。

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この過去問の解説 (1件)

01

消火設備とは火災を消化するための機械や装置のことです。

選択肢1. 不活性ガス消火設備は、二酸化炭素等の消火剤を放出するもので、酸素濃度の希釈効果や気化するときの熱吸収による冷却効果により消火するものである。

正です。火災の際に二酸化炭素を放出して酸素を減少させ、消化するものです。

選択肢2. 開放型スプリンクラー設備は、火災感知装置の作動、又は手動起動弁の開放によって放水区域のすべての開放型スプリンクラーヘッドから一斉に散水するものである。

正です。劇場等に用いられ、火災報知機とセットで用いられます。

選択肢3. 泡消火設備は、特に低引火点の油類による火災の消火に適し、主として泡による窒息効果により消火するものである。

正です。駐車場やヘリポートなど水での消化が難しい場所で使われます。

選択肢4. 屋外消火栓設備は、散水ヘッドを消火活動が困難な場所に設置し、地上階の連結送水口を通じて消防車から送水して消火するものである。

誤です。屋外から消火活動が行えるようにするもので、建物の1・2階へ散水し隣住宅へ火が燃え移らないようにするものです。

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