1級建築施工管理技士の過去問
令和6年(2024年)
午前 ニ 問10
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問題
1級 建築施工管理技術検定試験 令和6年(2024年) 午前 ニ 問10 (訂正依頼・報告はこちら)
建設機械に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
-
工事用エレベーターは、定格速度が0.75m/sを超える場合、次第ぎき非常止め装置を設ける。
- ジブクレーンの定格荷重とは、負荷させることができる最大の荷重から、フック等のつり具の重量に相当する荷重を控除したものをいう。
- アームを有しないゴンドラの積載荷重とは、その構造上作業床に人又は荷をのせて上昇させることができる最大の荷重をいう。
- ロングスパン工事用エレベーターは、搬器の傾きが1/8の勾配を超えた場合、動力を自動的に遮断する装置を設ける。
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この過去問の解説 (2件)
01
建設機械の問題について、解説します。
工事用エレベーターは、定格速度が0.75m/sを超える場合、次第ぎき非常止め装置を設ける。
工事用エレベーターに関する規定についてですが、定格速度が0.75 m/sを超える場合、非常停止装置を設けることは正しいです。これは安全対策の一環として求められています。非常停止装置は、エレベーターが異常事態に陥った際に即座に停止させるための装置であり、これによって作業員や荷物の安全を確保することができます。よってこの記述は適当です。
ジブクレーンの定格荷重は、クレーンが安全に持ち上げることができる最大の荷重を指します。一般的には、この定格荷重にはフックやつり具の重量が含まれていません。そのため、実際に吊り上げることができる荷重は、定格荷重からフックやつり具の重量を引いた値になります。よってこの記述は適当です。
ゴンドラは通常、吊り下げ式であり、アームを持たない場合、作業床に人や荷物を載せて上昇させる際の最大の荷重を指します。よってこの記述は適当です。
ロングスパン工事用エレベーターは、搬器の傾きが1/10の勾配を超えた場合、動力を自動的に遮断する装置を設ける。よってこの記述は不適当です。
建設機械の問題の出題傾向として
機械の種類と特徴:建設現場で使用される各種機械(ブルドーザー、ショベルカー、クレーンなど)の用途や特性、操作方法に関する問題が多く出題されます。
性能と仕様:機械の性能(出力、作業能力、作業範囲など)や、具体的な仕様に関する数値を問う問題もあります。
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02
建設用機械には、建設用リフトやバックホウ、掘削機など様々な種類があります。各特長を十分に理解しましょう。
工事用エレベーターは、定格速度が0.75m/sを超える場合、次第ぎき非常止め装置を設ける。
正です。工事用エレベーターは、定格速度が0.75m/sを超える場合、次第ぎき非常止め装置を設ける必要があります。
定格速度が0.75m/s以下の場合、早ぎき非常止め装置を設ける必要があります。
次第ぎき非常止め装置…異常を感知すると、徐々にカゴを停止させる
早ぎき非常止め装置…異常を感知すると、瞬時にカゴを停止させる
正です。ジブクレーンとは比較的質量の大きい荷のつり上げに用いられ、狭いしきっちでの作業が可能です。
ブクレーンの定格荷重とは、吊り上げの荷重から、フック等のつり具の重量を引いた荷重のことを指します。
正です。アームを有しないゴンドラの積載荷重とは、アームを最小の傾斜にした状態で、その構造上作業床に人又は荷をのせて上昇させることができる最大の荷重のことをいいます。
誤です。動力を自動的に遮断する装置を設けるのは、搬器の傾きが1/10を超えた場合です。
他にも、工事用エレベーターに関して下記のことを覚えておきましょう。
・確定速度は毎分10m以下
・搬器の昇降を知らせる警報装置を設ける必要があるが、安全上支障がない限りはこの限りではない
・周囲に90cm以上の堅固な手すりと中さん・巾木が必要
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