1級建築施工管理技士の過去問
令和6年(2024年)
午前 ホ 問4

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和6年(2024年) 午前 ホ 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

防水形合成樹脂エマルション系複層仕上塗材(防水形複層塗材E)仕上げに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • プレキャストコンクリート面の下地調整において、仕上塗材の下塗材で代用ができたため、合成樹脂エマルションシーラーを省略した。
  • 屋外に面するALCパネル面の下地調整において、合成樹脂エマルションシーラーを塗り付けた上に、下地調整材C−1を塗り付けた。
  • 主材の基層塗りは、1.7kg/m2を1回塗りとし、下地を覆うように塗り付けた。
  • 主材の模様塗りは、1.0kg/m2を1回塗りとし、ローラー塗りによりゆず肌状に仕上げた。

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この過去問の解説 (2件)

01

防水形合成樹脂エマルション系複層仕上塗材(防水形複層塗材E)仕上げに関する記述に関する問題について解説します。

選択肢1. プレキャストコンクリート面の下地調整において、仕上塗材の下塗材で代用ができたため、合成樹脂エマルションシーラーを省略した。

プレキャストコンクリート面の下地調整において、仕上塗材の下塗材で代用ができれば、合成樹脂エマルションシーラーを省略して問題ありません。よってこの記述は適当です。

選択肢2. 屋外に面するALCパネル面の下地調整において、合成樹脂エマルションシーラーを塗り付けた上に、下地調整材C−1を塗り付けた。

屋外に面するALCパネル面の下地調整において、合成樹脂エマルションシーラーを塗り付けた上に、下地調整材C−1を塗り付ける施工は正しいです。よってこの記述は適当です。

選択肢3. 主材の基層塗りは、1.7kg/m2を1回塗りとし、下地を覆うように塗り付けた。

主材の基層塗りは2回とし基層塗りは、1.7kg/m2以上とし、塗り残しの無いようにします。よってこの記述は不適当です。

選択肢4. 主材の模様塗りは、1.0kg/m2を1回塗りとし、ローラー塗りによりゆず肌状に仕上げた。

主材の模様塗りは、1.0kg/m2を1回塗りとし、ローラー塗りによりゆず肌状に仕上げます。よってこの記述は適当です。

まとめ

防水形合成樹脂エマルション系複層仕上塗材(防水形複層塗材E)に関する記述問題の出題傾向は以下のようなポイントです。

材料の特性: 防水形合成樹脂エマルションの化学的特性や物理的特性について、耐候性、柔軟性、耐水性などの特性について。

施工手順: 複層仕上げの具体的な施工手順や工程について、各層の塗布方法や乾燥時間、重ね塗りの間隔などが問われることが多いです。

下地処理: 適切な下地処理の方法や注意点について、下地の種類や状態に応じた処理方法や、使用する下地調整材についての問題が出題されることがあります。

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02

防水形複層塗材Eは下地への密着性・耐久性に優れています。

選択肢1. プレキャストコンクリート面の下地調整において、仕上塗材の下塗材で代用ができたため、合成樹脂エマルションシーラーを省略した。

正です。プレキャストコンクリート面の下地調整において、仕上塗材の下塗材で代用ができる場合、合成樹脂エマルションシーラーを省略することが可能です。

選択肢2. 屋外に面するALCパネル面の下地調整において、合成樹脂エマルションシーラーを塗り付けた上に、下地調整材C−1を塗り付けた。

正です。ALCは塗装の際、表面の材質が塗装の吸い込み強く色むらが出やすいため、C-1の下地処理が必要となります。

選択肢3. 主材の基層塗りは、1.7kg/m2を1回塗りとし、下地を覆うように塗り付けた。

誤です。取材の基層塗は2回塗りとします。所定量は1.7kg/㎡以上であり、だれや塗り残し等がないように施工します。

選択肢4. 主材の模様塗りは、1.0kg/m2を1回塗りとし、ローラー塗りによりゆず肌状に仕上げた。

正です。主材の模様塗りは、1.0kg/㎡を1回塗りとし、見本の模様通りとなるように施工します。

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