1級建築施工管理技士の過去問
令和6年(2024年)
午前 ホ 問5

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和6年(2024年) 午前 ホ 問5 (訂正依頼・報告はこちら)

アルミニウム製建具工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 外部建具周囲の充填モルタルは、NaCl 換算0.04%(質量比)以下まで除塩した海砂を使用した。
  • 建具枠に付くアンカーは、両端から逃げた位置にあるアンカーから、間隔を600mmで取り付けた。
  • 水切りと下枠との取合いは、建具枠回りと同一のシーリング材を使用した。
  • 建具の組立てにおいて、隅部の突付け小ねじ締め部分にはシーリング材を充填した。

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この過去問の解説 (2件)

01

アルミニウム製建具工事に関する記述問題について、解説します。

選択肢1. 外部建具周囲の充填モルタルは、NaCl 換算0.04%(質量比)以下まで除塩した海砂を使用した。

海砂には塩分が含まれるため、コンクリートやモルタルの劣化を引き起こす可能性があります。NaCl換算0.04%以下の基準は、耐久性を確保するための重要な指標です。よってこの記述は適当です。

選択肢2. 建具枠に付くアンカーは、両端から逃げた位置にあるアンカーから、間隔を600mmで取り付けた。

建具枠に付くアンカーは、開口部から150mm内外を端部とし、中間は500mm内外の間隔とします。よってこの記述は不適当です。

選択肢3. 水切りと下枠との取合いは、建具枠回りと同一のシーリング材を使用した。

建具枠回りと同じシーリング材を使用することで、材料の特性や性能が一致し、全体の防水性や気密性を向上させることができます。よってこの記述は適当です。

 

選択肢4. 建具の組立てにおいて、隅部の突付け小ねじ締め部分にはシーリング材を充填した。

シーリング材を充填することで、隅部からの水の侵入を防ぎ、建具の耐久性を向上させることができます。特に外部に面する部分では、雨水などの影響を受けやすいため、重要です。よってこの記述は適当です。

まとめ

アルミニウム製建具工事に関する記述問題では、以下のようなポイントがよく出題されます。

材料特性:アルミニウムの物理的特性(軽量性、耐腐食性、強度など)や、他の材料との比較について。

施工方法:アルミニウム製建具の設置手順や、取り付けに関する具体的な方法(シーリング、固定方法、調整方法など)について。

ジョイントと接合部:アルミニウム建具のジョイント部分や接合部の処理方法、シーリング材の使用についての知識が求められます。特に、防水性や気密性を確保するための施工ポイントが重要です。

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02

アルミニウム建具は一般的に窓に利用されることが多いです。

選択肢1. 外部建具周囲の充填モルタルは、NaCl 換算0.04%(質量比)以下まで除塩した海砂を使用した。

正です。外部建具周囲の充填モルタルは、海砂を使用する場合、NaCl 換算0.04%(質量比)以下まで除塩しなければなりません。

選択肢2. 建具枠に付くアンカーは、両端から逃げた位置にあるアンカーから、間隔を600mmで取り付けた。

誤です。建具枠のアンカーは、枠を確実に固定するため、間隔は500mm以下で取り付けます。

 

選択肢3. 水切りと下枠との取合いは、建具枠回りと同一のシーリング材を使用した。

正です。水切りと下枠との取合いは、建具枠回りと同一のシーリング材を使用します。

選択肢4. 建具の組立てにおいて、隅部の突付け小ねじ締め部分にはシーリング材を充填した。

正です。建具の組立てにおいて、隅部の突付け小ねじ締め部分には、シーリング材の充填もしくは、シート状の防水材を使用します。

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