1級建築施工管理技士の過去問
令和6年(2024年)
午前 ホ 問7

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和6年(2024年) 午前 ホ 問7 (訂正依頼・報告はこちら)

合成樹脂塗床に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 厚膜型のエポキシ樹脂系塗床の主剤と硬化剤の1回の練混ぜ量は、30分で使い切れる量とした。
  • 弾性ウレタン樹脂系塗床のウレタン樹脂の1回の塗布量は、2kg/m2を超えないようにした。
  • エポキシ樹脂系塗床の流しのベ工法では、塗床材の自己水平性が高いため、下地コンクリートは木ごて仕上げとした。
  • プライマー塗りにおいて、下地への吸込みが激しい部分は、プライマーを再塗布した。

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この過去問の解説 (1件)

01

塗床とは、下地コンクリートに塗装を塗って仕上げる床材のことを指します。

耐久性や耐薬品性を向上させる特徴があります。

選択肢1. 厚膜型のエポキシ樹脂系塗床の主剤と硬化剤の1回の練混ぜ量は、30分で使い切れる量とした。

正です。厚膜型のエポキシ樹脂系塗床の主剤と硬化剤の1回の練混ぜ量は、30分で使い切れる量とします。

選択肢2. 弾性ウレタン樹脂系塗床のウレタン樹脂の1回の塗布量は、2kg/m2を超えないようにした。

正です。弾性ウレタン樹脂系塗床のウレタン樹脂の1回の塗布量は、2kg/㎡以下とします。

これは、ウレタン樹脂が硬化する際ガスを発生させることがあり、塗厚が厚いとガスがたまり、施工不良を引き起こすためです。

選択肢3. エポキシ樹脂系塗床の流しのベ工法では、塗床材の自己水平性が高いため、下地コンクリートは木ごて仕上げとした。

誤です。流しのべ工法とは、エポキシ系やウレタン系樹脂に珪砂や骨材を入れ、床に流し、平滑にする工法です。また、コンクリート下地表面の脆弱層は、研磨機等で削る必要があります。

選択肢4. プライマー塗りにおいて、下地への吸込みが激しい部分は、プライマーを再塗布した。

正です。プライマーの吸い込みが激しく塗膜を形成しない場合、全体が硬化したあと、吸い込みが止まるまで再塗布します。

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