1級建築施工管理技士の過去問
令和6年(2024年)
午前 ホ 問8
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問題
1級 建築施工管理技術検定試験 令和6年(2024年) 午前 ホ 問8 (訂正依頼・報告はこちら)
鉄筋コンクリート構造の建物内部の断熱工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 硬質ウレタンフォーム吹付け工法において、随時吹付け厚さを測定しながら作業し、厚さの許容誤差を−5mmから+10mmとして管理した。
- 硬質ウレタンフォーム吹付け工法において、ウレタンフォームには自己接着性があるため、コンクリート面に接着剤を塗布しなかった。
- 押出法ポリスチレンフォーム張付け工法において、下地面の不陸が最大3mmであったため、接着剤を厚くして調整することで不陸に対応した。
- 押出法ポリスチレンフォーム打込み工法において、断熱材の継目にコンクリートがはみ出している箇所は、Vカットした後に断熱材現場発泡工法により補修した。
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この過去問の解説 (2件)
01
鉄筋コンクリート構造の建物内部の断熱工事に関する記述問題について、解説します。
硬質ウレタンフォームの厚みの許容誤差は0mm~+10mmです。計画厚みより薄くなったり、10mmを超えて厚くなるのはNGです。よってこの記述は不適当です。
基本的にはウレタンフォームの自己接着性がそのまま機能します。ただし、接着力を最大限に引き出すためには、コンクリート面の表面清掃が重要です。よってこの記述は適当です。
この方法では、接着剤の厚みを調整することで、フォームボードが均一に接着され、隙間や凹凸を補正できます。ただし、接着剤の厚みが過剰になると、乾燥や硬化に影響が出る可能性があるため、適切な量を見極めることが重要です。また、下地面の状態によっては、事前にパテ処理などを行って不陸を軽減することも推奨されます。よってこの記述は適当です。
Vカットによって継目の形状を整えることで、発泡材が均一に充填されやすくなります。この方法により、断熱性を損なうことなく、隙間をしっかりと埋めることができます。よってこの記述は適当です。
鉄筋コンクリート構造の建物内部の断熱工事に関する問題の傾向は、以下のようなポイントが見られます。
断熱材の種類と特性: 断熱材の特性、適用場面、施工方法についての理解、硬質ウレタンフォーム、ポリスチレンフォームなどの特性や選定基準について。
施工方法: 断熱材の施工に関する具体的な方法や手順、注意点についての問題があります。吹付け工法や張付け工法、現場発泡工法など、それぞれのメリットやデメリットも含まれます。
断熱性能の計算: 断熱材の厚さや熱抵抗、熱伝導率に関する計算問題が出題されることがあります。断熱性能を評価するための基本的な計算力が求められます。
以上のポイントを覚えておきましょう。
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02
解説は下記の通りです。
誤です。硬質ウレタンフォーム吹付け工法における厚さの許容誤差は0~10mmです。0以下は断熱の施工基準値を満たしていないこととなります。
正です。硬質ウレタンフォーム吹付け工法において、ウレタンフォームは自己接着性が大きいため、接着剤塗布の必要はありません。
正です。押出法ポリスチレンフォーム張付け工法において、下地面の不陸が最大3mmであれば接着剤の厚みを調整することで、隙間なく施工可能となります。不陸が大きすぎる場合は、押出法ポリスチレンフォームの施工前に、下地調整を行う必要があります。
正です。押出法ポリスチレンフォーム打込み工法において、断熱材の継目にコンクリートがはみ出している箇所は、断熱材現場発泡工法によりそのまま補修し、幅が大きい場合は、Vカットした後に補修します。
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