大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和4年度(2022年度)本試験
問77 (地理B(第2問) 問5)
問題文
リナさんたちは、環境への負荷の軽減に寄与する森林資源に注目し、資源とその利用についてまとめた。次の図4は、いくつかの国における森林面積の減少率、木材輸出額、木材伐採量を示したものであり、K~Mはエチオピア、ブラジル、ロシアのいずれか、凡例タとチは薪炭材(しんたんざい)と用材*のいずれかである。ブラジルと薪炭材との正しい組合せを、後のうちから一つ選べ。
*製材・ベニヤ材やパルプ材などの産業用の木材。
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問題
大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問77(地理B(第2問) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)
リナさんたちは、環境への負荷の軽減に寄与する森林資源に注目し、資源とその利用についてまとめた。次の図4は、いくつかの国における森林面積の減少率、木材輸出額、木材伐採量を示したものであり、K~Mはエチオピア、ブラジル、ロシアのいずれか、凡例タとチは薪炭材(しんたんざい)と用材*のいずれかである。ブラジルと薪炭材との正しい組合せを、後のうちから一つ選べ。
*製材・ベニヤ材やパルプ材などの産業用の木材。
- ブラジル:K 薪炭材:タ
- ブラジル:K 薪炭材:チ
- ブラジル:L 薪炭材:タ
- ブラジル:L 薪炭材:チ
- ブラジル:M 薪炭材:タ
- ブラジル:M 薪炭材:チ
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この過去問の解説 (2件)
01
森林と木材利用に関する出題です。3種類の統計を三次元で表現したグラフですが、各国の森林事情を考えながら解答していきましょう。
Kはロシアです。冷帯に属している本国はタイガと呼ばれる針葉樹林が特徴的です。ロシアは世界最大の木材輸出国であり、植林活動も盛んで、森林減少率は低いことが特徴です。
Lはブラジルです。ブラジルでは国土の開発や輸出向けに木材を伐採し、アマゾンの熱帯林の減少が問題となっています。
Mはエチオピアです。エチオピアでは国土の開発に向けて木材を伐採し、森林減少が問題となっています。
タは薪炭材です。発展途上国の多くでは、木材は日常生活の中で使用されています。
チは用材です。ロシアでその割合が高く、主に針葉樹林が材料で使用されています。
不適な選択肢です。
不適な選択肢です。
適切な選択肢です。
不適な選択肢です。
不適な選択肢です。
不適な選択肢です。
3種類の統計を三次元的に表現した図は見慣れていない形式化もしれません。指標それぞれが、何を表しているのか読み解いていく練習が必要です。
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02
この問題は、K・L・Mの値の大きさに注目し、国を推測できるかを問うものです。
答えは「ブラジル:L 薪炭材:タ」です。
K~Mについて説明していきます。
K:ロシアを指しています。
輸出量は最も多いですが、植林で森林の減少を保っています。ロシアは世界最大の木材輸出国です。
M:エチオピアを指しています。
伐採量は最も少ないですが、グラフの「森林面積の減少率」でも分かるように森林破壊が問題となっています。
輸出量は少ないため、国内での生産・消費による現象だと考えられます。
L:ブラジルを指しています。
3つの国の中で最も森林伐採量が多いです。輸出量も多いため、都市開発が進められていると考えられます。
タとチについて説明します。
ロシアは、パルプ材などの産業用の木材としての輸出が多いです。
つまり、チは用材であると分かり、タは薪炭材だと分かります。
誤りです。
誤りです。
正しいです。
誤りです。
誤りです。
誤りです。
この問題では、森林伐採量を中心に国を判別する必要がありました。
木材による各国の状況をおさえておくと良さそうです。
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