大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和4年度(2022年度)追・再試験
問82 (地理B(第3問) 問5)

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問題

大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和4年度(2022年度)追・再試験 問82(地理B(第3問) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

人口と都市に関する次の問いに答えよ。

次の図中のカ~クは、日本のある大都市を中心とする地域において世帯総数に占める、高齢者夫婦のみ世帯、20~29歳の単身者世帯、乳幼児のいる世帯の割合のいずれかを示したものである。項目名と図中のカ~クとの正しい組合せを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
問題文の画像
  • 高齢者夫婦のみ世帯:カ  20~29歳の単身者世帯:キ  乳幼児のいる世帯:ク
  • 高齢者夫婦のみ世帯:カ  20~29歳の単身者世帯:ク  乳幼児のいる世帯:キ
  • 高齢者夫婦のみ世帯:キ  20~29歳の単身者世帯:カ  乳幼児のいる世帯:ク
  • 高齢者夫婦のみ世帯:キ  20~29歳の単身者世帯:ク  乳幼児のいる世帯:カ
  • 高齢者夫婦のみ世帯:ク  20~29歳の単身者世帯:カ  乳幼児のいる世帯:キ
  • 高齢者夫婦のみ世帯:ク  20~29歳の単身者世帯:キ  乳幼児のいる世帯:カ

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この過去問の解説 (1件)

01

メッシュマップを用いた問題です。高位は色が濃く、低位は色が薄く表されています。世帯数の図からこの地域の特徴を概観すると「図の中心部の世帯数は高位であり、都市が発達し、人口集積地である」、「中心部から離れた北部や南部は白い部分があり世帯数がほとんど存在しない」と読み取れます。この特徴を踏まえて選択肢を吟味していきます。


 

カの選択肢です。図の中心部以外にも、東西南北に世帯が広がっています。すなわち人口集積地から離れた位置にも世帯が広がっており、世帯が分散していることが読み取れます。これは「高齢者夫婦のみ世帯」を示しており、限界集落や山間部にある集落を想起すると良いと思います。


 

キとクの選択肢です。クの方が狭い地域に高位が集中しています。都心部は地価が高く、家賃も高くなる傾向にあります。これは「20-29歳の単身者世帯」を示しており、結婚をして家族が増える前の若者を想起すると良いと思います。


 

キは消去法です。

選択肢1. 高齢者夫婦のみ世帯:カ  20~29歳の単身者世帯:キ  乳幼児のいる世帯:ク

不適です。

選択肢2. 高齢者夫婦のみ世帯:カ  20~29歳の単身者世帯:ク  乳幼児のいる世帯:キ

適切です。

選択肢3. 高齢者夫婦のみ世帯:キ  20~29歳の単身者世帯:カ  乳幼児のいる世帯:ク

不適です。

選択肢4. 高齢者夫婦のみ世帯:キ  20~29歳の単身者世帯:ク  乳幼児のいる世帯:カ

不適です。

選択肢5. 高齢者夫婦のみ世帯:ク  20~29歳の単身者世帯:カ  乳幼児のいる世帯:キ

不適です。

選択肢6. 高齢者夫婦のみ世帯:ク  20~29歳の単身者世帯:キ  乳幼児のいる世帯:カ

不適です。

まとめ

都市機能について問う問題です。「都会」「ニュータウン」「田舎」の3つのパターンにおける各地域の特徴を教科書等で確認しましょう。またメッシュマップでは「高位」「中位」「低位」のみに着眼するのではなく、「塗られていない箇所」についてもその意図を考えるようにしましょう。
 

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