大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和6年度(2024年度)本試験
問93 (地理B(第5問) 問4)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和6年度(2024年度)本試験 問93(地理B(第5問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

広島市に住むサチさんとトモさんは、島根県石見(いわみ)地方の浜田(はまだ)市に住む親戚のマサさんを訪ねて地域調査を行うことにした。この地域調査に関する次の問いに答えよ。

次にサチさんたちは、マサさんに案内してもらい、写真を撮りながら浜田市の市街地とその周辺のいくつかの地域を回った。次の図5は、地理院地図にサチさんたちによる撮影地点を示したものであり、写真1中のE~Hは、それぞれ図5中の地点E~Hで撮影したものである。図5と写真1に関することがらについてサチさんたちが話し合った会話文中の下線部①~④のうちから、誤りを含むものを一つ選べ。

マサ 「港町として栄えていたことが、浜田城築城の一因なんだよ。城の麓(ふもと)には城下町が広がっていたんだ」
サチ 「かつてEのあたりが港の中心であったのは、①内湾のため、波が穏やかで船を安全に停泊させることができたからだね」
トモ 「Fには、古くからの街道が通っているよ。写真では、②モータリゼーションに対応した大規模な再開発がされているね」
マサ 「土地の改変状況はどのようになっているかな」
サチ 「山が海岸に迫っていて、平地が少ないね。漁業関連の施設が集積しているGのあたりは、③広い土地を造成するため、海を埋め立てて造られたと考えられるよ」
トモ 「住宅地であるHは、④高台にあり、切土や盛り土をして造成されたことが読み取れるね」
問題文の画像

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

誤りを含むのは②です。

選択肢1. ①

図5のE地点は細長い入江の奥に位置し、写真Eも波静かな湾内を示しています。

港の立地理由として妥当です。

選択肢2. ②

写真Fは幅員の狭い旧街道筋で、昔ながらの家並みと車1台分ほどの車道が残っています。

車社会に合わせた道路拡幅やビル化などの大規模再開発は見られません。

選択肢3. ③

G周辺は図5で海岸線が直線的になり、港湾施設が配置されています。

写真Gも広い道路と物流施設が並ぶ埋立地特有の景観です。

選択肢4. ④

Hは等高線が密な斜面上にあり、写真Hには擁壁や造成宅地が写っています。

切土・盛土で造成された高台住宅地と読み取れます。

まとめ

写真Fの場所は旧街道の面影を残す狭い通りであり、車社会に対応した大規模再開発は行われていません。

したがってが誤りとなります。

参考になった数0