大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和4年度(2022年度)本試験
問93 (政治・経済(第4問) 問6)

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問題

大学入学共通テスト(公民)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問93(政治・経済(第4問) 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

生徒Xと生徒Yは、「住民生活の向上を目的とする国や地方自治体の政策に、住民はどのようにかかわることができるのか」という課題を設定して調査を行い、L市主催の報告会で発表することにした。次の図は、そのための調査発表計画を示したものである。これに関連して、後の問いに答えよ。

下線部fに関連して、次の文章は、L市内の民間企業の取組みについて、生徒Xと生徒Yがまとめた発表用原稿の一部である。文章中の空欄( ア )にはaかb、空欄( イ )にはcかdのいずれかが当てはまる。次の文章中の空欄に当てはまるものの組合せとして最も適当なものを、後のうちから一つ選べ。

一つ目はA社とB大学についての事例です。L市に本社があるベンチャー企業のA社は、それまで地元の大学からの人材獲得を課題としていました。そのためA社は、市内のB大学と提携してインターンシップ(就業体験)を提供するようになりました。このインターンシップに参加したB大学の卒業生は、他の企業への就職も考えたものの、仕事の内容を事前に把握していたA社にやりがいを見いだして、A社への就職を決めたそうです。この事例は( ア )の一例です。
二つ目は事業者Cについての事例です。事業者Cは、市内の物流拠点に併設された保育施設や障がい者就労支援施設を運営しています。その物流拠点では、障がいのある人たちが働きやすい職場環境の整備が進み、障がいのない人たちと一緒に働いているそうです。この事例は( イ )の例です。

a  スケールメリット(規模の利益)を追求する取組み
b  雇用のミスマッチを防ぐ取組み
c  トレーサビリティを明確にする取組み
d  ノーマライゼーションの考え方を実行に移す取組み
問題文の画像
  • ア ― a  イ ― c
  • ア ― a  イ ― d
  • ア ― b  イ ― c
  • ア ― b  イ ― d

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題では、トレーサビリティやノーマライゼーション、スケールメリットなどの用語を押さえておく必要があります。

 

スケールメリットとは、事業や経済活動の規模を拡大することによって、生産性の向上やコスト削減などを図ることをいいます。

 

トレーサビリティとは、製品がいつ、どこで、誰によって製造されたのか、そして、その商品が消費されるまでの過程を追跡することをいいます。

 

ノーマライゼーションとは、障害の有無などに関わらず、すべての人が同等の存在であり、生活や権利が保障された環境を構築していく考え方をいいます。

 

選択肢1. ア ― a  イ ― c

不適切

 

a ×

スケールメリットとは、事業や経済活動の規模を拡大することによって、生産性の向上やコスト削減などを図ることをいいます。

 

c ×

トレーサビリティとは、製品がいつ、どこで、誰によって製造されたのか、そして、その商品が消費されるまでの過程を追跡することをいいます。

 

 

選択肢2. ア ― a  イ ― d

不適切

 

a ×

スケールメリットとは、事業や経済活動の規模を拡大することによって、生産性の向上やコスト削減などを図ることをいいます。

 

d 〇

ノーマライゼーションとは、障害の有無などに関わらず、すべての人が同等の存在であり、生活や権利が保障された環境を構築していく考え方をいいます。

選択肢3. ア ― b  イ ― c

不適切

 

b 〇

インターンシップを経験した学生が、その企業に就職することは、雇用のミスマッチを防ぐことに繋がります。

 

c ×

トレーサビリティとは、製品がいつ、どこで、誰によって製造されたのか、そして、その商品が消費されるまでの過程を追跡することをいいます。

 

選択肢4. ア ― b  イ ― d

適切

 

b 〇

インターンシップを経験した学生が、その企業に就職することは、雇用のミスマッチを防ぐことに繋がります。

 

d 〇

ノーマライゼーションとは、障害の有無などに関わらず、すべての人が同等の存在であり、生活や権利が保障された環境を構築していく考え方をいいます。

 

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