大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和4年度(2022年度)本試験
問117 (数学Ⅱ・数学B(第5問) 問13)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

大学入学共通テスト(数学)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問117(数学Ⅱ・数学B(第5問) 問13) (訂正依頼・報告はこちら)

空欄( テ/ト )に当てはまるものを選べ。
問題文の画像
  • 1/3
  • 2/4
  • 3/5
  • 3/4

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

※この問題では「ベクトルa」を「→a」と表記します。

 

(チ)・(ツ)より

 →CR=2(→OA)+3(→OB)

なので、

 →OR=(→CR)−(→CO)=(→CR)−(→OA)=2(→OA)+3(→OB)−(→OA)=→OA+3(→OB)

 

つまり、

 →OR=→OA+3(→OB)

です。

 

ここで上の図(t=1/2)と下の図(t≠1/2)のように、tの値によって同じ位置でもRとQの位置が入れ替わるtがあります(Pの位置は変化していますね)。

よって、「t=1/2のときの→OR」が「t≠1/2のときの→OQ」と等しくなるt(≠1/2)があるはずです。

 

ここで

 →OQ=(k-kt)(→OA)+kt(→OB)

と表すことができたので、

 →OA3(→OB)(k-kt)(→OA)kt(→OB)

となるk,tの値を求めれば良いです。

 

→OA、→OBの係数をそれぞれ比較することによって(→OAと→OBは1次独立より可能)、

 k-kt=1

 kt=3

の連立方程式を解いて、

 k=4

 t=3/4

と求められます。

 

 

 

選択肢1. 1/3

t=3/4より誤りです。

選択肢2. 2/4

t=3/4より誤りです。

選択肢3. 3/5

t=3/4より誤りです。

選択肢4. 3/4

t=3/4より正解です。

まとめ

「tの値によって、RとQの位置が入れ替わる瞬間が存在する」ということが見抜けないと難しい問題でした。

 

もちろん別解もあり、→OQを全てtの式で表して(kを消去)、|→OQ|=√6というなるtを求めても良いでしょうが、かなり時間がかかります。

参考になった数0