大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和4年度(2022年度)追・再試験
問22 (数学Ⅰ・数学A(第2問) 問5)

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問題

大学入学共通テスト(数学)試験 令和4年度(2022年度)追・再試験 問22(数学Ⅰ・数学A(第2問) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

以下( ケコ )・( サ )に当てはまる組み合わせとして正しいものを選べ。

aを5<a<10を満たす実数とする。長方形ABCDを考え、AB=CD=5、BC=DA=aとする。
次のようにして、長方形ABCDの辺上に4点P、Q、R、Sをとり、内部に点Tをとることを考える。
辺AB上に点Bと異なる点Pをとる。辺BC上に点Qを∠BPQが45°になるようにとる。Qを通り、直線PQと垂直に交わる直線をlとする。lが頂点C、D以外の点で辺CDと交わるとき、lと辺CDの交点をRとする。
点Rを通りlと垂直に交わる直線をmとする。mと辺ADとの交点をSとする。点Sを通りmと垂直に交わる直線をnとする。nと直線PQとの交点をTとする。

(1)a=6のとき、lが頂点C、D以外の点で辺CDと交わるときのAPの値の範囲は0≦AP<( ア )である。
このとき、四角形QRSTの面積の最大値は( イウ )/( エ )である。
a=8のとき、四角形QRSTの面積の最大値は( オカ )である。

(2)5<a<10とする。lが頂点C、D以外の点で辺CDと交わるときのAPの値の範囲は

0≦AP<( キク )−a  ・・・・・①
である。

点Pが①を満たす範囲を動くとする。四角形QRSTの面積の最大値が( イウ )/( エ )となるときのaの値の範囲は

5<a≦( ケコ )/( サ )
である。

aが( ケコ )/( サ )<a<10を満たすとき、Pが①を満たす範囲を動いたときの四角形QRSTの面積の最大値は

( シス )a2+( セソ )a−( タチツ )
である。
問題文の画像
  • ケコ:12  サ:5
  • ケコ:13  サ:4
  • ケコ:14  サ:3
  • ケコ:15  サ:2

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この過去問の解説 (1件)

01

前の問題より、

 QC=a-5+x

 RD=10-a-x

となっています。

また、四角形が形成される条件は、

 0≦x<10-a

でした。

 

ここで四角形の面積をもとめます。三平方の定理(1:1:√2)より

 QR=√2QC, RS=√2RD

を用います。

 

四角形の面積をSとおくと、

 S=QR×RS=√2QC×√2RD=2QC×RD=2(a-5+x)(10-a-x)

これを展開すると、

 S=-2(x2+(2a-15)x+a2-15a+50)

これを平方完成すると、

 S=-2{ (x+(2a-15)/2)2-(25/4) }=-2(x+(2a-15)/2)2+(25/2)

となり、

 Sは、x=(15-2a)/2のとき、最大値25/2を取ります。

 

ここで、Sのグラフを考えましょう。

下図のように、頂点のx座標がx≧0の範囲にあれば、最大値は25/2(グラフでは12.5)となります。

 

頂点のx座標は平方完成より、 (15-2a)/2 です。

 0≦ (15-2a)/2

よって、

 a<15/2

が求めるaの条件です。

選択肢1. ケコ:12  サ:5

a<15/2より誤りです。

選択肢2. ケコ:13  サ:4

a<15/2より誤りです。

選択肢3. ケコ:14  サ:3

a<15/2より誤りです。

選択肢4. ケコ:15  サ:2

a<15/2より正解です。

まとめ

頂点がx>0の範囲にあれば、最大値が25/2になることに気づく必要がある問題でした。

そのためにもグラフを考える事がこの問題でも重要です。

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