大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和4年度(2022年度)追・再試験
問31 (数学Ⅰ・数学A(第2問) 問14)

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問題

大学入学共通テスト(数学)試験 令和4年度(2022年度)追・再試験 問31(数学Ⅰ・数学A(第2問) 問14) (訂正依頼・報告はこちら)

以下( フ )に当てはまるものを選べ。

国土交通省では「全国道路・街路交通情勢調査」を行い、地域ごとのデータを公開している。以下では、2010年と2015年に67地域で調査された高速道路の交通量と速度を使用する。交通量としては、それぞれの地域において、ある1日にある区間を走行した自動車の台数(以下、交通量という。単位は台)を用いる。また、速度としては、それぞれの地域において、ある区間を走行した自動車の走行距離および走行時間から算出した値(以下、速度という。単位はkm/h)を用いる。

(2)図2は、2010年と2015年の速度の散布図である。ただし、原点を通り、傾きが1である直線(点線)を補助的に描いている。また、この散布図には、完全に重なっている点はない。

67地域について、2010年より2015年の速度が速くなった地域群をA群、遅くなった地域群をB群とする。A群の地域数は( ネノ )である。
B群において、2010年より2015年の速度が、5km/h以上遅くなった地域数は( ハ )であり、10%以上遅くなった地域数は( ヒ )である。
A群の2015年の速度については、第1四分位数は81.2、中央値は86.7、第3四分位数は89.7であった。次の(Ⅰ)、(Ⅱ)、(Ⅲ)はA群とB群の2015年の速度に関する記述である。

(Ⅰ)A群の速度の範囲は、B群の速度の範囲より小さい。
(Ⅱ)A群の速度の第1四分位数は、B群の速度の第3四分位数より小さい。
(Ⅲ)A群の速度の四分位範囲は、B群の速度の四分位範囲より小さい。

(Ⅰ)、(Ⅱ)、(Ⅲ)の正誤の組合せとして正しいものは( フ )である。
問題文の画像
  • (Ⅰ)正  (Ⅱ)正  (Ⅲ)正
  • (Ⅰ)正  (Ⅱ)正  (Ⅲ)誤
  • (Ⅰ)正  (Ⅱ)誤  (Ⅲ)正
  • (Ⅰ)正  (Ⅱ)誤  (Ⅲ)誤
  • (Ⅰ)誤  (Ⅱ)正  (Ⅲ)正
  • (Ⅰ)誤  (Ⅱ)正  (Ⅲ)誤
  • (Ⅰ)誤  (Ⅱ)誤  (Ⅲ)正
  • (Ⅰ)誤  (Ⅱ)誤  (Ⅲ)誤

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この過去問の解説 (1件)

01

(I)

範囲とは(最大値)ー(最小値)の値を表します。

A群の範囲は、94-67=27

B群の範囲は、86-49=37

よって正しいです。

 

(II)

A群の第1四分位数は、A群の点の数が57個であることから、下から14個目の点の値と15個目の点の値の平均値になります。これはおよそ80.5です。

B群の第3四分位数は、B群の点の数が10個であることから、上から3つ目の点の値となります。これは80です。

よって誤りです。

 

(III)

四分位範囲とは、(第3四分位数)-(第1四分位数)です。

A群の第3四分位数は、上から14個目の点の値と15個目の点の値の平均値になります。これはおよそ85です。

B群の第1四分位数は、下から3番目の点の値です。これは63です。

したがって、

A群の四分位範囲は85-80.5=4.5

B群の四分位範囲は80-63=17

よって正しいです。

選択肢1. (Ⅰ)正  (Ⅱ)正  (Ⅲ)正

(Ⅰ)正  (Ⅱ)誤  (Ⅲ)正

より誤りです。

選択肢2. (Ⅰ)正  (Ⅱ)正  (Ⅲ)誤

(Ⅰ)正  (Ⅱ)誤  (Ⅲ)正

より誤りです。

選択肢3. (Ⅰ)正  (Ⅱ)誤  (Ⅲ)正

(Ⅰ)正  (Ⅱ)誤  (Ⅲ)正

より正解です。

選択肢4. (Ⅰ)正  (Ⅱ)誤  (Ⅲ)誤

(Ⅰ)正  (Ⅱ)誤  (Ⅲ)正

より誤りです。

選択肢5. (Ⅰ)誤  (Ⅱ)正  (Ⅲ)正

(Ⅰ)正  (Ⅱ)誤  (Ⅲ)正

より誤りです。

選択肢6. (Ⅰ)誤  (Ⅱ)正  (Ⅲ)誤

(Ⅰ)正  (Ⅱ)誤  (Ⅲ)正

より誤りです。

選択肢7. (Ⅰ)誤  (Ⅱ)誤  (Ⅲ)正

(Ⅰ)正  (Ⅱ)誤  (Ⅲ)正

より誤りです。

選択肢8. (Ⅰ)誤  (Ⅱ)誤  (Ⅲ)誤

(Ⅰ)正  (Ⅱ)誤  (Ⅲ)正

より誤りです。

まとめ

範囲、四分位数、四分位範囲といった用語の定義が怪しい場合は、よく復習して整理しておきましょう。

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