大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和4年度(2022年度)追・再試験
問77 (数学Ⅱ・数学B(第1問) 問16)
問題文
θは−π/2<θ<π/2を満たすとする。
(2)花子さんと太郎さんは、関数のとり得る値の範囲について話している。
花子:−π/2<θ<π/2の範囲でθを動かすとき、tanθのとり得る値の範囲は実数全体だよね。
太郎:tanθ=sinθ/cosθだけど、分子を少し変えるとどうなるかな。
sin2θ/cosθ=p、 sin{θ+(π/7)}/cosθ=qとおく。
−π/2<θ<π/2の範囲でθを動かすとき、pのとり得る値の範囲は( ネ )であり、qのとり得る値の範囲は( ノ )である。
(3)aは0≦a<2πを満たすとし
sin(θ+a)/cosθ=r
とおく。a=π/7の場合、rは(2)で定めたqと等しい。
aの値を一つ定め、−π/2<θ<π/2の範囲でθのみを動かすとき、rのとり得る値の範囲を考える。
rのとり得る値の範囲がqのとり得る値の範囲と異なるような
a(0≦a<2π)は( ハ )。
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問題
大学入学共通テスト(数学)試験 令和4年度(2022年度)追・再試験 問77(数学Ⅱ・数学B(第1問) 問16) (訂正依頼・報告はこちら)
θは−π/2<θ<π/2を満たすとする。
(2)花子さんと太郎さんは、関数のとり得る値の範囲について話している。
花子:−π/2<θ<π/2の範囲でθを動かすとき、tanθのとり得る値の範囲は実数全体だよね。
太郎:tanθ=sinθ/cosθだけど、分子を少し変えるとどうなるかな。
sin2θ/cosθ=p、 sin{θ+(π/7)}/cosθ=qとおく。
−π/2<θ<π/2の範囲でθを動かすとき、pのとり得る値の範囲は( ネ )であり、qのとり得る値の範囲は( ノ )である。
(3)aは0≦a<2πを満たすとし
sin(θ+a)/cosθ=r
とおく。a=π/7の場合、rは(2)で定めたqと等しい。
aの値を一つ定め、−π/2<θ<π/2の範囲でθのみを動かすとき、rのとり得る値の範囲を考える。
rのとり得る値の範囲がqのとり得る値の範囲と異なるような
a(0≦a<2π)は( ハ )。
- 存在しない
- ちょうど1個存在する
- ちょうど2個存在する
- ちょうど3個存在する
- ちょうど4個存在する
- 5個以上存在する
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この過去問の解説 (1件)
01
加法定理を用いて、前問同様にrの式を変形すると次のようになります。
r=(sinθcosa+cosθsina/cosθ)/cosθ=tanθcosa+sina
前問では、−π/2<θ<π/2においてtanθがすべての実数をとり得るため
q=tanθcos(π/7)+sin(π/7)がとり得る値はすべての実数でした。
今回の問題で、前問と異なるのは、tanθにかけられているcosaが変数であるということです。
0≦a<2πでcosaがとり得る値は-1≦cosa≦1です。
cosaが0以外の値をとる場合は、前問同様、rも実数全体をとり得ます。
しかし、cosa=0のときはどうでしょうか?
cosa=0のとき、tanθcosaの項は0になり、r=sina(定数)となり、qがとり得る値の範囲と異なります。
cosa=0となるのは、0≦a<2πにおいてa=π/2,3π/2のときです。
したがって、rのとり得る範囲がqのとり得る値の範囲と異なるaは2つ存在します。
不正解です。
不正解です。
正解です。
不正解です。
不正解です。
不正解です。
θやaなど変数が複数出てきてやや複雑になりますが、「前問と異なるのはどの部分か」が読み取れれば解き進められます。
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