看護師の過去問 第103回 午後 問195

1．×
　特定機能病院では医療安全管理者は兼任ではなく専任で設置するよう義務づけられています。
2．×
　医療機関全体に共通する医療安全管理に関する内容についての研修を、年に2回程度定期開催するほか、必要に応じて開催すること、と定められています。
3．〇
　医療に係わる安全管理のための指針を整備することと規定されています。
4．×
　医薬品安全管理責任者の配置は義務づけられています。

正解は　3　です

1：×
もともと定められた「医療法施行規則」では、安全管理者の氏名および、専任なのか兼任なのかを届け出れば問題ないとされていましたが、その後の改正にて特定機能病院には専任の医療安全管理者を配置するようにという決定がなされたため、この選択肢は不正解です。

医療安全対策のための医療法施行規則一部改正について-厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/i-anzen/2/kaisei/

2：×
安全管理に関する内容については、3年ではなく2年ごとに1回の研修が定められているため、この選択肢は不正解です。

3：○
医療法施行規則、第一条の十一に「医療安全管理のための指針を整備すること」と、本文にそのまま記載されています。

4：×
第一条の十一の2-1項、二の項目に医薬品安全管理責任者を配置し、行わせるべき業務が明記されているため、この選択肢は不正解です。



参照：医療法施行規則-e-Gov
http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=323M40000100050_20171001&openerCode=1

1 . 特定機能病院の医療安全管理者は兼任でよい→専任でなければならないと義務付けられています。

2 . 医療安全管理のために必要な研修を3年に1度行う→医療にかかわる安全管理のための職員研修は、年に2回程度と必要に応じて開催することとされています。

3 . 医療安全管理のための指針を整備しなければならない→正しいです。

4 .医薬品安全管理責任者の配置は義務づけられていない→義務付けられています。