看護師の過去問
第104回
午前 問72

正解：3. 輸液の調剤は薬局の薬剤師に依頼できる。

在宅中心静脈栄養法は、在宅で高カロリー輸液剤を注入するための中心静脈栄養法です。
移動しやすいように軽量化された在宅用輸液ポンプを使用して注入します。

調剤は医師の処方箋に基づいて、薬局の薬剤師に依頼することが出来ます。


1. →在宅用輸液ポンプは、電池式で小型のため外出しながら使用することが出来ます。

2. →輸液ポンプを使用して、24時間持続注入するのに適しています。

4. →一人暮らしの患者でも、訪問看護師などのサポートを受けながら、ご本人が管理できれば使用することが出来ます。
必ずしも家族の管理が必須ではありません。

正解は３です。

１．誤り。輸液ポンプは充電バッテリーを内蔵しているため、外出時にも使用できます。

２．誤り。輸液ポンプを使用し、２４時間持続注入が可能です。

３．正解。輸液の調剤は薬局の薬剤師に依頼することができます。

４．誤り。訪問看護師による管理や指導などのサポートを依頼することも可能です。

答えは４です。

在宅中心静脈栄養法（HPN）とは中心静脈栄養を在宅で行うもので、入院をしなくて生命維持に必要な栄養が摂取できるためQOLの向上が期待できます。

１：輸液ポンプは充電可能で小型のポンプもあるため、外出は可能です。

２：２４時間注入は可能です。一定時間注入を中止する間欠注入法もできます。

３：医師の処方箋に基づいて薬剤師が薬剤を調剤できるので正しいです。

４：自己管理が可能ですので、家族が管理できることは必須条件ではありません。