正解は 2 です
選択肢はそれぞれマズローの欲求5段階の内容です。国家試験に出題される看護理論家は複数おり、それぞれ特徴的な理論を提唱しているため、一覧などに書き出し、各理論をしっかり整理しておくと応用問題にも対応できます。
1:×
安全の欲求は社会的欲求のすぐ下、最下層から2番目(第2階層)に位置する欲求です。
生命に関わる内容のため、これが満たされていないと社会的欲求は成り立ちません。
2:○
”帰属”とはそもそも、「特定の組織や集団に所属し従う、特定の人・団体などの所有となること」をいいます。
社会活動とは自分以外の人々と関わること、世の中と関わることです。よって、おのずとどこかしらの団体や立場に所属することになり、集団を構成します。
そういった言葉の意味も理解したうえで関連づけて覚えておくと、迷わず正しい選択肢にたどり着けるでしょう。
3:×
睡眠は生きるために欠かすことのできないものであり、長短の個人差はあれど、健康的な人間は必ず行います。
よって、睡眠の欲求は最も最下層(第1階層)の生理的(基本的)欲求に属します。
4:×
排泄は睡眠と同様、生物なら必ず行うものです。
よって、排泄の欲求も第1階層の生理的(基本的)欲求に属します。