正解は 2 です
1:×
生後1~2か月は、現れ方に個人差はありますが、手足を活発に動かすようになり、2か月も後半になってくると首を左右に動かしたり、持ち上げようとする子もいます。
周囲のものに興味を示しだし、目の前で動くものをじっと目で追うようになります。これは「注視(ちゅうし)」と呼ばれ、生後の発達段階の指標のひとつとなります。
上記の通り、この時期にはまだ目の前のものを「見ている」のみの状態ですので、人相の判別はつかず、人見知りは発生しません。
2:○
生後6か月ごろになると、短時間ながら両手で体を支えた状態でひとりで座れるようになる子もでてきます。ただ、背筋をぴんとのばすことはまだできないため、背部側に転がり後頭部を打ちやすく注意が必要です。
感情面も発達し、泣く理由に違いが出てくる時期でもあります。
目で見たものをはっきりと認識し、人相の区別もつくようになってくるため、知らない人、また愛着の薄い人(祖父母や会う頻度の少ない親戚など)が目の前に現れると、親を求めて泣き出すことがあります。これが人見知りで、8か月頃にピークを迎えて、徐々に落ち着いていきます。
3:×
生後18~24か月、つまり1歳半〜2歳までになると、ほとんどの子が歩けるようになり、活発に動き回ります。
同年代の子の仲間を作りたがり、交流をもちはじめます。
自己主張がはっきりしてきて、親の手伝いを拒絶して自分ですべてやりたがったり、大人と同じように嫉妬という感情を覚え始め、親が他の子供やペットなどと接していると、やきもちを焼いて不機嫌になったり拗ねたりします。
この時期の人見知りは発達によるものというよりは本人の性格や気質によるものですので、月齢をしっかり年齢に変換して回答しましょう。
4:×
生後36~42か月、つまり3歳〜3歳半になると言葉も発達してくる半面、自我も発達するため、イヤイヤが続いている子もいます。
ほぼ完全に会話のやりとりができ、親の言っていることを理解して指示に従うこともあります。
集団の中の自分を意識し始める時期でもあります。
3歳児検診では心身の発達だけでなく言語の発達や集団内での過ごし方も観察されます。
視力・聴力の問題が発見されるのもこの時期の検診であることが多いです。