看護師 過去問
第104回
問130 (午後 問130)
問題文
嚥下困難のある患者への嚥下訓練において連携する職種で最も適切なのはどれか。
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問題
看護師国家試験 第104回 問130(午後 問130) (訂正依頼・報告はこちら)
嚥下困難のある患者への嚥下訓練において連携する職種で最も適切なのはどれか。
- 歯科技工士
- 言語聴覚士
- 義肢装具士
- 臨床工学技士
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この過去問の解説 (3件)
01
それぞれの職種の特徴を押さえておくことがポイントです。
1 . ×
歯科技工士とは、歯科医師の指示書にしたがって、入れ歯・歯の被せ物・歯の詰め物・矯正装置などの作成や加工、修理を行います。
2 . 〇
言語聴覚士(ST)は、医師・歯科医師の指示のもとに嚥下訓練を行うことができます。音声機能、言語機能又は聴覚に障害のある者についてその機能の維持向上を図るため、言語訓練その他の訓練、これに必要な検査及び助言、指導その他の援助を行うことを業とする者とされています。
3 . ×
義肢装具士とは、義肢・コルセットなどの治療を目的とした装具を製作し、対象者が日常生活を送る上で必要な機能を補完し、社会復帰を促進するリハビリテーションを行います。
4 . ×
臨床工学技士とは、医療機器の専門医療職であり、生命維持装置の操作などを行います。また、医療機器を安心して使用できるよう保守・点検を行い安全性を確保しています。
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02
1:×
歯科技工士とは厚生労働省が認定した国家資格であり、主に歯科医院に勤務しています。
歯科医師の指示のもと、義歯や差し歯・銀歯などの制作、加工を行う職業で、嚥下訓練に関わるのではなく、咀嚼のできる対象の口腔内の環境を調整します。
歯科技工士とは - 公益社団法人 日本歯科技工士会
http://sp.nichigi.or.jp/about_shikagikoshi/shikagikoshi.html
2:○
言語聴覚士はST( Speech-Language-Hearing Therapist )と略され、病院だけでなく、訪問看護ステーションにも所属しています。
理学療法士や作業療法士などと並ぶリハビリ専門職の一種(国家資格)であり、発語・聴覚・認知機能・摂食・嚥下機能などに対し、検査/評価を行い、訓練や支援を行います。
術後や脳梗塞等の発症後の発語/嚥下問題、また加齢や認知症などによって、嚥下障害を発症した対象への援助内容について相談するのに最も適した職種です。
言語聴覚士とは - 一般社団法人 日本言語聴覚士協会
https://www.japanslht.or.jp/what/
3:×
義肢装具士とは、Prosthetist and Orthotist (PO)と略され、厚生労働省の認める国家資格であり、主に民間企業の義肢装具製作事業所などに所属しています。
医師の処方をもとに義肢または装着部の測定や採寸を行い、義肢そのものの制作や装具装着への援助 (利用者本人に対する精神面のケアも含まれる)などを行います。
義肢装具士とは - 公益社団法人 日本義肢装具士協会
https://www.japo.jp/about-prosthetist/aim-prosthetist.html
4:×
臨床工学技士とはMedical Engineer (ME)またはClinical Engineer (CE)と略される厚生労働省の認めた国家資格であり、看護師とは主に病院内で接することが多い職種です。
比較的新しく、1987(昭和62)年5月に制定された「臨床工学技士法」によって定義されています。
院内で治療や診療において扱う医療機器のスペシャリストであり、呼吸器や人工心肺、人工透析機器を直接扱い、業務を行います。
心血管カテーテル治療では検査室内の装置を扱い、検査自体を行ったり、緊急時には補助循環装置やペースメーカーなどを操作することもあります。
臨床工学技士とは - 公益社団法人 日本臨床工学技士会
https://www.ja-ces.or.jp/for-students/clinical-engineer/
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03
歯科技工士は歯科医師の指示に基づき、義歯等を作成したり、加工します。
言語聴覚士は脳梗塞などの後遺症で、コミュニケーションに問題を抱える人を対象にリハビリを行います。
飲み込みに問題のある患者に対しての介入も行います。
義肢装具士は医師の指示に基づき、義肢を作成したり、装着してする職種です。
臨床工学技士は医療機器の操作、点検を行う職種です。
なので2.が解答です。
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