看護師の過去問
第104回
午後 問129

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問題

看護師国家試験 第104回 午後 問129 (訂正依頼・報告はこちら)

介護保険法に基づき訪問看護を行うことができる職種はどれか。
  • 医師
  • 薬剤師
  • 理学療法士
  • 介護福祉士

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「3」です。
訪問看護ステーションの人員基準、管理者について押さえておくことがポイントです。

1 . ×
管理者は看護師または保健師であり医師ではありません。医療保険のみ適応の場合は助産師でも可能です。

2 . ×
薬剤師は含まれません。

3 . 〇
理学療法士のほか、作業療法士、言語聴覚士、看護職員(保健師・助産師・看護師・准看護師)を置くことができます。

4 . ×
介護福祉士は含まれません。

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02

正解は 3 です


介護保険において、訪問看護ステーション内には規定の人員を定数以上所属させる必要があると定められています。

その人員とはそれぞれ

・保健師
・看護師または准看護師
・理学療法士(PT)
・作業療法士(OT)
・言語聴覚士(ST)

であり、管理者は保健師または看護師の資格を有している必要があります。



1:×
医師が訪問するのは主に病院やクリニックからの往診であり、訪問看護ステーションはその医師と提携して指示を仰ぎ、訪問することとなります。
上記の通り、訪問看護ステーションの管理者は医師である必要はないため、管理者として訪問しているわけではありません。


2:×
薬剤師が訪問することもありますが、それはかかりつけ薬局からの内服薬の配送および服薬指導のためが主であり、訪問看護ステーションに薬剤師が所属することはありません。

ただ、看護を受ける対象に関することのため、ノートに記録を残して連携したり、時間を合わせて訪問し、新しく内服を始める薬について、ともに説明を聞いたりして理解度を確認したり、内服しやすい形状への加工を依頼したりする場合もあります。

また薬剤だけでなく、在宅で看護を行うにあたり必要な物品(ドレッシング材や医療用ガーゼ、カテーテルなど)の配送を薬局側に依頼する場合もあります。


4:×
介護福祉士は介護士(ホームヘルパー)がさらに国家試験に合格することで取得できる資格ですが、訪問看護ステーションの人員として所属することはあまりありません。

ただし訪問介護を行うことはできるため、薬剤師や医師と同じように書類やノートごし、あるいは直接面談して連携をとることによって、看護対象への援助を手厚くするための協力者の一員でもあります。

また、実務経験が5年以上ある介護福祉士では介護支援専門員(ケアマネージャー)の資格を有し、看護対象の受けるケアプランの作成について、各所へ調整を行うこともあるため、かなり密接に連携を取る機会のある職種でもあります。



訪問看護(参考資料) - 厚生労働省 P3内表
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000170290.pdf

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03

介護保険法によると、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、言語療法士、助産師、保健師の訪問が認められています。

よって問題からは3.が正答になります。

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