正解は 4 です
1:×
橋(きょう)とは、脳幹の中央部分にあり、中脳の下部に接し延髄の上に乗るように存在しています。
三叉神経、外転神経、顔面神経、前庭神経など多くの神経の交通路となっており、主に顔の筋肉や唾液腺、味覚・聴覚のコントロールや眼球運動を司っています。
2:×
小脳は後頭部の下部、人体でいうとうなじの上あたりに存在するボールのように出っ張った部分で、主に運動機能を司っています。
小脳自体を取り去っても生命活動自体には影響しませんが、
体の平衡感覚や姿勢の調節、体動の際の筋力の調整などを行っているため梗塞等により機能が障害されると運動失調症を引き起こします。
3:×
中脳は橋のすぐ上に位置し、視床のすぐ下に接しています。
主に瞳孔の動きをコントロールし対光反射や眼球運動の反射を司るうえ、視聴覚に関する神経の中継所としての機能、また安定した姿勢を保つための姿勢反射(立ち直り反射)の活動をコントロールしています。
4:○
視床下部は間脳の一部であり、中脳のすぐ上に位置する視床から少し飛び出た小さな部分(下垂体)との間の部分のことを指します。
体内の恒常性を保つための自律神経をコントロールする中枢の一部であり、体温調節機能も担います。
そのほかにも摂食中枢・満腹中枢・摂水中枢があり、ホルモンの分泌を促すための物質を分泌する役割も持っています。