看護師の過去問
第104回
午後 問131

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問題

看護師国家試験 第104回 午後 問131 (訂正依頼・報告はこちら)

体温を調節しているのはどれか。
  • 小脳
  • 中脳
  • 視床下部

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「4」です。
脳の構造と機能を押さえておくことがポイントです。

1 . ×
橋とは、脳幹(中脳・橋・延髄)の1つで、三叉神経・外転神経・顔面神経・前庭神経等、多くの脳神経核が存在します。

2 . ×
小脳とは、以下の働きがあります。
・身体の平衡保持
・姿勢反射の調整
・随意運動協調動作
・運動の学習機能

3 . ×
中脳とは、脳幹(中脳・橋・延髄)の1つで 、姿勢反射・緊張性頸反射・瞳孔反射・角膜反射をつかさどります。

4 . 〇
視床下部とは、間脳(視床・視床下部)の1つで、自律神経系の統合中枢・体温中枢・性欲支配・食欲中枢・睡眠調節機能があります。

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02

正解は 4 です

1:×
橋(きょう)とは、脳幹の中央部分にあり、中脳の下部に接し延髄の上に乗るように存在しています。

三叉神経、外転神経、顔面神経、前庭神経など多くの神経の交通路となっており、主に顔の筋肉や唾液腺、味覚・聴覚のコントロールや眼球運動を司っています。


2:×
小脳は後頭部の下部、人体でいうとうなじの上あたりに存在するボールのように出っ張った部分で、主に運動機能を司っています。

小脳自体を取り去っても生命活動自体には影響しませんが、
体の平衡感覚や姿勢の調節、体動の際の筋力の調整などを行っているため梗塞等により機能が障害されると運動失調症を引き起こします。


3:×
中脳は橋のすぐ上に位置し、視床のすぐ下に接しています。
主に瞳孔の動きをコントロールし対光反射や眼球運動の反射を司るうえ、視聴覚に関する神経の中継所としての機能、また安定した姿勢を保つための姿勢反射(立ち直り反射)の活動をコントロールしています。


4:○
視床下部は間脳の一部であり、中脳のすぐ上に位置する視床から少し飛び出た小さな部分(下垂体)との間の部分のことを指します。

体内の恒常性を保つための自律神経をコントロールする中枢の一部であり、体温調節機能も担います。
そのほかにも摂食中枢・満腹中枢・摂水中枢があり、ホルモンの分泌を促すための物質を分泌する役割も持っています。

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03

体温を調節するのは間脳の視床下部で行われます。

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