看護師の過去問
第104回
午後 問142

正解は　3　です


1：×
5〜15cmでは、鼻の真下にある口唇から、口の奥である喉頭のあたりまで届くかどうかという長さです。


2：×
25〜35cmでは、咽頭部は超えますが、その先の気管と食堂を分ける喉頭蓋を過ぎたあたりに届く程度です。


3：○
食道そのものの長さだけで25cm程度なので、それに上記の口腔内から咽頭、喉頭蓋までの長さを足して45〜55cmが選択肢の中ではもっとも適切な値となります。


4：×
65〜75cmとなると、(胃自体が袋の形をしている上に空腹時と満腹時では大きさがかなり異なるため正確な長さであらわすことはやや難しくもありますが）一般的には胃の出口である幽門を越え、十二指腸あたりまでは達する長さと考えられます。

正解は「3」です。
鼻孔（鼻の穴）から噴門（胃の入り口）までの長さを押さえておくことがポイントです。これを押さえておくことで胃管挿入の手技に役立ちます。

鼻孔～咽頭までの長さは、約15cm
咽頭の長さは、約10cm
食道の長さは、約22cm
よって、45～55cmが適切となります。

1 . ×
5〜15cmは不適切です。

2 . ×
25〜35cmは不適切です。

3 . 〇
45〜55cmは適切です。

4 . ×
65〜75cmは不適切です。

胃管挿入に関係する長さです。

食道の長さが25㎝、喉頭の長さが10㎝、鼻から喉頭までが10㎝と考え25＋10＋10＝45㎝になります。

そこから体格や性別も関係しますが、３．の45～55㎝が適切です。