看護師の過去問
第104回
午後 問157

疾病の発生要因は宿主要因と環境要因に大別されます。宿主要因は、性別、年齢、免疫などになります。環境要因とは、物理・科学的要因、生物学的要因、社会的要因に分けられています。
よって正解は　4　です。

正解：4 . 媒介動物 ―― 環境要因

解説：
疾病の発生要因は、宿主要因（内因）と環境要因（外因）とに二大別されます。宿主要因の核となっているのは遺伝子であり、宿主要因は、性、年齢、人種、免疫状態、栄養状態、等々があてはまります。環境要因は、生物的（細菌、ウィルス等）、物理的・化学的（温度、湿度、紫・赤外線、放射線、栄養素、非栄養成分、金属、化学物質等）、社会的（人工密度、移住、職業・職種、宗教、教育、栄養状態、戦争、災害等）環境要因に分けられています。

1 . 食事 ―― 宿主要因：食事は環境要因に含まれます。
2 . 職業 ―― 宿主要因：職業は環境要因に含まれます。
3 . 細胞免疫 ―― 環境要因 ：細胞免疫は宿主要因に含まれます。

食事は選択することができるので、環境要因になります。
職業についても選択可能なので、環境要因です。

細胞免疫は選択することができないので、宿主要因。
媒介動物は環境に起因するので、環境要因です。

よって４．が正解です。