正解:4.Ⅳ型
接触性皮膚炎(contact dermatitis)
刺激物もしくはアレルゲンによって起こる皮膚の急性炎症です。
主な症状は、掻痒感で、皮膚は紅斑・水疱・潰瘍などが起こります。
Ⅳ型アレルギーに分類されます。
Ⅳ型アレルギー
(遅延型、細胞性免疫、ツベルクリン型)
抗原を認識するT細胞と抗原との反応により遠洋が起こります。48時間がピークで、反応までに時間がかかります。
接触性皮膚炎、薬疹、アトピー性皮膚炎など
1.Ⅰ型アレルギー(即時型)は、15~30分で発症し、肥満細胞とIgEが関係して重症型はアナフィラキシーショックを起こします。
蕁麻疹、花粉症、アトピー性皮膚炎、気管支喘息などがあります。
2.Ⅱ型アレルギー(細胞障害型、細胞融解型)は、細胞表面にある抗原に対して抗体を作り、それに補体や細胞障害性T細胞が作用して細胞が障害されます。IgMやIgEの抗体が細胞膜上や組織上の抗原と結合すると症状が現れます。
天疱瘡、溶血性貧血、重症筋無力症、血液型不適合輸血などがあります。
3.Ⅲ型(免疫複合体)は、免疫複合体が組織に沈着して補体反応や好中球遊走が起こって細胞障害を起こします。
糸球体腎炎、SLE、関節リウマチなどがあります。
5.Ⅴ型アレルギーは、最近RiottらによりⅤ型アレルギーの概念が出され、細胞表面上のホルモンに対するレセプターに抗レセプター抗体が結合して起こります。持っている細胞の機能を亢進させてしまいます。Ⅱ型と基本的に同じような反応として、Ⅱ型に含められる場合が多いです。
抗インスリンレセプター抗体による高血糖、低血糖
重症筋無力症、甲状腺機能亢進症などがあります。