看護師の過去問
第105回
午後 問193

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問題

看護師国家試験 第105回 午後 問193 (訂正依頼・報告はこちら)

老人性白内障(senile cataract)の症状で正しいのはどれか。
  • 涙が流れ出る状態が続く。
  • 小さい虫が飛んでいるように見える。
  • 明るい場所ではまぶしくてよく見えない。
  • 遠見視力は良好であるが近見視力は低下する。
  • 暗い部屋に入ると目が慣れるのに時間がかかる。

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この過去問の解説 (3件)

01

1 . ×涙が流れ出る状態が続く。
→涙が流れ出るのは、涙流といいます。老人性白内障の症状ではありません。

2 .× 小さい虫が飛んでいるように見える。
→飛蚊症の症状で、老人性白内障の症状ではありません。

3 . ○明るい場所ではまぶしくてよく見えない。
→加齢によって水晶体が濁り、老人性白内障が出現します。初期には症状が出ないことも多いです。進行によって水晶体の役割である目のレンズ機能も低下していく為、明るい場所でまぶしさを感じ、暗い場所では物が見えにくくなります。

4 . ×遠見視力は良好であるが近見視力は低下する。
→加齢変化での毛様体筋の萎縮による老視であり、老人性白内障の症状ではありません。

5 . ×暗い部屋に入ると目が慣れるのに時間がかかる。
→暗い部屋で目が慣れるのは暗順応といい、加齢による変化にて能力は低下しますが、老人性白内障の症状ではありません。

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02

正解は、3です。
×1 .涙が流れ出る状態が続く
…涙が流れ出る状態(流涙)の主要原因は、加齢変化による涙道閉塞です。
×2 .小さい虫が飛んでいるように見える
…飛蚊症の典型的症状です。
硝子体や網膜に由来する症状で、水晶体に由来する白内障の症状ではありません。
○3 .明るい場所ではまぶしくてよく見えない
…老人性白内障の場合、水晶体中央部分の混濁が瞳孔にかかります。
よって、明るいところや日差しが強い場所では瞳孔が小さくなり、症状が余計に強くなります。
×4 .遠見視力は良好であるが近見視力は低下する
…眼の調整力は白内障の有無に関わらず、加齢とともに衰えます。
×5 .暗い部屋に入ると目が慣れるのに時間がかかる
…暗い環境に目が慣れるのは暗順応と呼ばれ、白内障の有無に関わらず、加齢とともに反応能力は低下します。

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03

1 .× 涙が流れ出る状態が続く。
鼻涙管閉塞やドライアイなどの症状です。

2 .× 小さい虫が飛んでいるように見える。
飛蚊症と言います。網膜剥離が原因です。

3 .○ 明るい場所ではまぶしくてよく見えない。
老人性白内障の症状は明るい場所ではまぶしくて見えにくい、物が二重に見える、霞目などがあります。

4 .× 遠見視力は良好であるが近見視力は低下する。
老眼の症状です。

5 .× 暗い部屋に入ると目が慣れるのに時間がかかる。
加齢により暗順応が低下し、暗い部屋に入ると目が慣れるのに時間がかかります。

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