看護師の過去問
第105回
午後 問197
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問題
看護師国家試験 第105回 午後 問197 (訂正依頼・報告はこちら)
在胎40週0日、体重3,011gで出生した男児。出生後1分、呼吸数60/分、心拍数140/分であった。四肢を屈曲させ、刺激に対して啼泣している。体幹はピンク色、四肢にはチアノーゼがみられる。
この男児の1分後のApgar〈アプガー〉スコアはどれか。
この男児の1分後のApgar〈アプガー〉スコアはどれか。
- 1点
- 3点
- 5点
- 7点
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この過去問の解説 (3件)
01
以下の評価に沿うと、設問は9点となります。
※アプガースコアは新生児の健康状態を知る為の指標として用いられます。
5つの項目にて対して、0~2点の3段階で評価し、合計点で健康をみます。
Ⅰ.皮膚の色
0点:全身チアノーゼまたは蒼白
1点:体幹が淡紅色、四肢はチアノーゼ
2点:全身淡紅色
Ⅱ.心拍数
0点:なし
1点:100未満
2点:100以上
Ⅲ.反射
0点:なし
1点:顔をしかめる
2点:泣く、咳嗽、嘔吐反射
Ⅳ.筋緊張
0点:筋緊張なし。
1点:四肢をいくらか曲げる
2点:自発運動がある、四肢を十分に曲げられる
Ⅴ.呼吸努力
0点:なし
1点:泣き声が弱い、呼吸が不規則で不十分
2点:良い、強い泣き声
◎3点以下が重度仮死、4~7点が軽度仮死、8点以上が正常と評価する。
▶優先順位が高い順として、心拍数、呼吸努力、筋緊張、反射、皮膚の色となっています。
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02
体幹ピンク色、四肢チアノーゼで、皮膚色は1点。
呼吸しており啼泣していることで、呼吸は2点。
心拍数100回/分以上で、心拍数は2点。
刺激に対して啼泣していることで、刺激に対する反射は2点。
四肢を屈曲させていることで、筋緊張は1~2点。
合計8~9点と判断します。
7~10点は正常、4~6点は軽症仮死、0~3点は重症仮死と判断されます。
出生後1分であれば、産道を通過する間に多少の酸素不足を生じているので、四肢にチアノーゼが出ていても想定範囲内です。
1分で四肢を屈曲させているので、次回判定の出生後5分までには活発に手足を動かすことが予想されます。
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03
心拍数2点、呼吸2点、筋緊張2点、反射2点、色調はピンク色ですが、四肢にはチアノーゼがみられることから、1点で合計9点となります。
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