看護師の過去問
第105回
午後 問196

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問題

看護師国家試験 第105回 午後 問196 (訂正依頼・報告はこちら)

生後1、2か月のDown〈ダウン〉症候群(Downʼs syndrome)の乳児にみられる特徴はどれか。
  • 活気があり機嫌が良い。
  • 体重増加は良好である。
  • 筋緊張が強く抱っこしにくい。
  • 舌が小さく吸啜が困難である。
  • 哺乳の途中で眠ってしまうことが多い。

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この過去問の解説 (3件)

01

1 . ×活気があり機嫌が良い。
→刺激に対する発達も遅く、興味関心力が低い為に大人しい子供が多いです。

2 . ×体重増加は良好である。
→ 哺乳力不足等もあり、体重増加はしづらく、身体の発達も遅い傾向にあります。

3 . ×筋緊張が強く抱っこしにくい。
→ダウン症の乳幼児は筋肉に力が入らず、身体が柔らかく、首が座るのも遅いです。

4 . ×舌が小さく吸啜が困難である。
→ダウン症の特徴として舌が大きく、前に出ている為に口が開いたままになりやすく、また筋力が低い事より哺乳力は小さいです。

5 . ○哺乳の途中で眠ってしまうことが多い。
→舌が大きく、吸啜する筋力も低下している為に哺乳しづらいという哺乳力不足等の特徴があります。よって、哺乳の途中で疲れてしまう傾向にあります。

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02

正解は、5です。
×1 .活気があり機嫌が良い
…ダウン症の乳児は、泣き声が小さく手足を動かすことも少なく、睡眠時間も長い傾向があり、おとなしい性格が多いです。
×2 .体重増加は良好である
…成長のスピードが遅めで、体重増加もゆるやかです。
×3 .筋緊張が強く抱っこしにくい
…筋緊張が弱く、体が柔らかいのがダウン症の乳児の特徴です。
×4 .舌が小さく吸啜が困難である
…ダウン症の特徴として、口の大きさと比較して舌は大きく長めです。
唇周囲を支える筋力も弱いため、自然と舌が外に出てきてしまうことに加えて、吸綴力も弱く、体重増加がゆるやかとなってしまいます。
○5.哺乳の途中で眠ってしまうことが多い
…筋力が乏しいため哺乳力が弱く時間を要するので、哺乳による疲労も加わり、途中で寝てしまうことは多々あります。

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03

1 . ×活気があり機嫌が良い。
哺乳量が不足しやすく、機嫌は悪いと考えます。

2 .× 体重増加は良好である。
哺乳量が不足しやすく、体重増加は緩やかと考えます。

3 .× 筋緊張が強く抱っこしにくい。
関節が柔らかく、筋緊張が弱いです。

4 .× 舌が小さく吸啜が困難である。
舌が大きく、口からはみ出した状態になります。

5 .○ 哺乳の途中で眠ってしまうことが多い。
ダウン症候群の乳児は筋力が弱く、疲れやすくよく眠ります。哺乳の途中で眠ってしまうこともあります。

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