看護師の過去問
第106回
午前 問36

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問題

看護師国家試験 第106回 午前 問36 (訂正依頼・報告はこちら)

高齢者における肺炎( pneumonia )の三次予防はどれか。
  • 口腔内の衛生管理
  • 肺炎球菌ワクチンの接種
  • 呼吸リハビリテーション
  • 健康診断での胸部エックス線撮影

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この過去問の解説 (4件)

01

正解は3です。

一次予防:疾患にかからないようにする行動。
二次予防:疾患にかかる一歩手前でとる行動。
三次予防:疾患にかかった際にまずはじめにする行動。



1 . 口腔内の衛生管理は✖
これは虫歯にならないようにする行動なので、一次予防です。

2 . 肺炎球菌ワクチンの接種は✖
これは肺炎にならないようにするための行動なので、一次予防です。

3 . 呼吸リハビリテーションは〇
呼吸器疾患になり、それ以上悪化しないようにするための行動なので、三次予防です。

4 . 健康診断での胸部エックス線撮影は✖
疾患の一歩手前でとる行動なので、二次予防です。

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02

→正解は3.です。
予防医学には一次予防から三次予防まであり、その具体的内容としては以下のようになっています。

【一次予防】健康増進・疾病予防
※例:予防接種など
【二次予防】早期発見・早期対処
※例:健康診断
【三次予防】リハビリテーション

✕1.→一次予防
✕2.→一次予防
〇3.→三次予防
✕4.→二次予防

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03

正解は 3 です。

予防医学では、予防を3段階に分けています。
 ①一次予防
  疾病発生を未然に防ぐための行為です。
  生活習慣の改善・禁煙・ストレス解消などの健康増進と、
  予防接種・職業病対策などの特異的予防があります。
 ②二次予防
  疾病発生の早期発見・治療、重症化を防ぐための行為です。
  健康診断・人間ドッグなどの早期発見と、
  保健指導を受ける・受診するなどの早期治療があります。
 ③三次予防
  社会復帰の促進や再発を防ぐための行為です。
  リハビリテーション、職業訓練などがあります。

よって、1.と2.は一次予防、4.は二次予防となり、3.が正解です。

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04

正解は 3 です

疾病の予防行動には一次予防・二次予防・三次予防という三種類があり、それぞれ働きかける段階が違います。

一次予防:まだ疾病に罹患していない健康な状態の対象に対し、疾病の原因となるものから離れたり、原因を取り除くよう推奨し、健康増進に努めて疾病の予防行動を行うこと。

二次予防:疾病の発生をいち早く検知し、早期に治療を行い、症状の悪化や病状の進行を抑えること。

三次予防:疾病が進行したのちの後遺症の治療や再発の防止、残存機能の回復や維持のためにリハビリテーションを行い、社会復帰を促するための働きかけ。

1:×
口腔内の衛生状態を保ち、細菌を除去することは、肺炎の予防を目指すための行動ですので、一次予防に該当します。

2:×
肺炎球菌ワクチンの接種は健康な状態の対象に行われるため、一次予防に該当します。

3:○
呼吸リハビリテーションは肺炎の感染者に、肺活量の維持・回復や今後の肺炎の発生を予防するための行動ですので、三次予防に該当します。

4:×
健康診断での胸部X線撮影は肺炎の早期発見を目指すものとなりますので、二次予防に該当します。

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